日時:2024年12月10日(火)7:00~9:45ぐらい
場所:日暮里サニーホール
主催:音楽詩劇研究所
テーマ第一部:そして魂と踊れ:演出・作曲 チョン・ウォンキ
第二部:黒潮の子 演出・作曲 河崎純
第一部の魂と踊れは、済州島で生まれ育てた人々が戦争なので、命を失い、海の底に沈んでしまった魂を蘇えらせて、歌と踊りで表現する物語。歌は、ムン・ソクボムという人で、声はしゃがれているのだが、大きな、また力強く通る声で歌う。、この演劇ではこの人の存在が非常に大きい。また音楽はチョン・ウォンキが観客席から指揮を執り、チャン・ジェヒョの打楽器やパク・スナの伽耶琴(かやごと)や河崎純のコントラバスが力強く聞こえた。
第二部は黒潮の子は、黒潮が運ぶ島々の唄で表現されている。素晴らしかったのは、台湾原住民族の民謡で、エリ・リャオが歌うものだった。たしかにこの日本は海外から黒潮の流れにのって、さらに北の方から親潮にのって来た人々がたくさんいる寄せ集めの民族?といえる。ただ言いたいことがたくさんありすぎて、後半の物語は、演劇としてのまとまりがかけているように感じた。
第一部も第二部も大変刺激的な物語だった。
写真:日暮里サニーホール 開演前に撮影