日時:2024年12月3日(火)昼の部15:30から16:30、演奏時間は約1時間
場所:横浜海岸教会 定員150名
演奏目的は「ドゥノフスキー・アルテムさんの医学支援」で、チャリティーコンサートと銘打っている。彼は順天堂大学医学部付属順天堂病院で尾骨の神経補綴手術を行うと書かれている。
曲目は、G線上のアリアからシチュドリクまではヴァイオリンとピアノの演奏であったが、チェドリクの前でオクサーナさんがシチュドリクはウクライナの民俗音楽で、映画で有名になった曲だと説明があった。
また次はシャポワロフ・レオニードさんのピアノのソロで、最期の2曲は木村実央、木村円香姉妹さんのクリスマスの歌だ。ちょうど季節に好ましく、また教会という場所にも好ましい。
シャポワロフ・レオニードさんはアルテリーベ横浜という日本大通りにあるレストランで、ピアにストとして働いているようだ。
またこの海岸教会は今年152周年となるようで、日本で最初のプロテスタント教会だそうだ。また横浜市が認定する歴史的建造物でもあるとのこと。
海岸教会の定員は150名とパンフレットには書かれているが、椅子を数えると、補助いすも入れて1階席だけで150名ほど、教会には2階席もあり、何人かはその席にもいらした。満席以上だ。ほぼ人間以外は吸音材がなく、きれいな響きを持っていた。舞台上(祭壇上)のヴァイオリニストから最初のG線上のアリアが聞こえてきたが、きれいな響きだと感じた。ただ舞台の段の下にあるピアノからもきれいな音が聞こえてきたので、ひょっとしてヴァイオリンもピアノの隣の位置から演奏をしたらどうかと感じた。私の経験では、この舞台面の高さ(約1m)は、観客からは見やすい位置にあるが、演者と観客は違う世界という感じになるような気がする。オクサーナさんや牧師やアルテリーベ横浜の代表のあいさつもピアノの脇からだった。
この教会では、きっと楽屋などの施設はないと思われるが、演奏の音はとてもきれいで、何度でも来てみたい。
ただ今回のコンサートの目的はウクライナの戦争で傷ついたドゥノフスキー・アルテムさんの医学支援という目的で開かれている。平和になってコンサートが開かれるといいのだが。また日本ウクライナ芸術協会のヴァイオリニストの澤田さんのご尽力に頭が下がる思いだ。疲れすぎないように頑張ってください。