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2024/03/17

和楽器に親しむ というコンサート

 このコンサートの正式な名前は都築区民活動センターが主催している「交流サロン」で、今回のテーマは「和楽器に親しむ」というもの。演奏は都築区三曲協会のみなさまと書かれているのは、主催者は都築区民センターだからです。三曲は箏と尺八と三味線のことで、その合奏という意味ですが、今回は、三味線は居ないようです。場所は都築区民活動センターというところで、2024315日の10時から12時までですが、最初は主に箏と尺八の演奏で、さらに早春賦、故郷などの唄を参加者が歌を伴う合奏があり、後半は箏を触り、塩ビ管でできた尺八を吹かせていただきました。さらに自己紹介もあり、観客と演奏者が溶け込んでいるように思いました。観客には北大の学生で尺八や箏のクラブに入っていて、今は春休み中で来れたとのこと。観客は年寄りばかり?なので、若い人が居るのは頼もしく感じました。

                      集合写真を撮るときに、撮影させてもらいました。

プログラムのチラシの中に、歴史のことがかかれていて、「箏は奈良時代に中国から伝来した楽器で、雅楽の楽器の一種になり、控えめな伴奏する楽器でした」と書かれています。多分雅楽の中の控えめな伴奏する楽器と書かれているのは、和琴いう楽器ではないかと思います。この和琴はどうも中国からではなく、日本の埴輪にも出てくる古くから伝わる楽器の様です。以下は我がブログ(2023.03.24)の「花散里の最初の方にある文、箏、琴、和琴」というタイトルの中に、箏、琴、和琴ということが書かれています。源氏物語に出てくる話です。「風情のありそうに繁っている奥から、美しい音色の箏(そう)の琴(こと)を和琴(わごん)の調子に整えて合奏し賑やかにひいているのが聞こえてきます。」注:()内は訳者の瀬戸内寂聴がフリガナをふってくれている。源氏物語』では、古代中国の士君子の倫理性を担った琴に対して、日本伝来の遊楽を楽しむ和琴が対比され、琴は礼楽中心の楽器、和琴は自由な発想を持った楽器として描かれた。」以下はこのブログである。

https://yab-onkyo.blogspot.com/2023/03/blog-post_24.html

箏や琴や和琴やハープやウクライナのバンドゥーラも弦がたくさんあり、それぞれの用途がありますが、また多分それぞれと別の楽器、例えば尺八や篠笛と合奏するなども考えられます。我々の世代は、クラシック音楽が小学校のメインの曲で、山田耕作や宮城道雄や滝廉太郎等の人たちによって、西洋音階でできた歌などを習い、クラシック音楽を習ってきましたが、クラシック音楽の曲や山田耕作などがつくった今や古くて新しい曲や民謡やJAZZなども併せて聞いたり、演奏したり、歌ったりすることができるようになりました。ただ残念ながら楽器屋さんに行くとピアノやリコーダー、サックスやトランペットなどの吹奏楽器、またドラムなどがありますが、篠笛や尺八や三味線や箏や和太鼓などはまだありません。小学校でも授業で和楽器も習うようなので、そのうちそのような楽器も置かれるようになるといいな。