時は2024年2月27日(火)で、題名はSPECIAL CHARITY CONCERT FOR THE HOSPITAL IN KYIVである。
場所は田園江田教会で、田園都市線の江田駅から東へ246号線を超えて10分程度らしいのだが、我が家からも246号線沿いに歩いていけばたどり着き、電車に乗るとかえって時間がかかりそうで歩いて行った。時間は6時30分開演。この教会は天井が高く(10m程度ある)、コンサートには好ましい大きさだが、多分天井は岩綿吸音板と思われる。したがって音が響かないため、教会の説教に対しては音声明瞭性が上がり好ましい状態と思われるが、ヴァイオリンには響きが少なく厳しいかもしれない。演奏者はヴァイオリンが澤田智恵、ピアノがシャポワロフ・レオニードである。収容人員は150~160名程度で、満席であった。曲はヘンリー・マンチーニのひまわり(ソフィア・ローレンで話題になった映画音楽)、ヴィヴァルディの四季より冬と春、ベートーベンのピアノソナタ《悲愴》の第二楽章、ラヴェルの亡き王女の為のパヴァーヌ、レオントーヴィッチ(ウクライナの作曲家)のシチェードリク、サラサーテのツィゴイネルワイゼン、最後はスコリク(ウクライナの作曲家)のメロディー(戦争の映画音楽)で、どれもいい曲であったが、最も素晴らしかったのはツィゴイネルワイゼンで、力の入ったいい曲だった。亡き王女の為のパヴァーヌも情感のこもった抑えた半音ずれたような低い音の旋律で、いい曲だった。