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2022/05/27

神楽坂まち舞台

 

神楽坂まち舞台 大江戸めぐり2022が、521()22日(日)にあり、出演者の柴田さんからご案内をいただき、21日の15時の公演に伺いました。

 

場所はことほぎライブと銘打って、神楽坂の赤城神社の神楽殿で行われました。下の写真のように舞台は神楽殿で、建物がありますが、観客席は折り畳み椅子を置いただけの場所で、雨が降ったら中止になります。写真は1330からの長唄とお囃子の公演でしたが、雨が降ったために観客は無しで、多分お囃子だけで練習のような感じで演奏が行われていました。


写真 赤城神社神楽殿(撮影は230分ごろ) 

15時からは雨も止んで、常磐津和英太夫連中+邦楽囃子の若獅子会は無事公演が出来ました。出し物は常磐津『勢獅子劇場花罾(きおいじしかぶきのはなかご)』といもので、読み方も難しいですが、曽我兄弟の話が織り込まれているようで、冗談の好きな歌舞伎の話だし、本当かどうかはわかりませんが、舞台裏で演じて観客がみることのないという出し物を、当日の神楽坂の観客のための歌詞を入れて公演してくれていました。舞台の上の演者たちの中には、木造劇場研究会という会で知り合った人たちがいて、鈴木英一(常磐津和英太夫)さん、柴田満(常磐津菊与志郎)さん、重藤暁(常磐津 佐知太夫)さんがいらっしゃいました。 常磐津 佐知太夫さんは、最後4年ほど前にお会いした時には、まだ大学院の学生で常磐津の演奏者ではなかったのですが、随分頑張って演奏していました。 

 公演の内容は身近でわかりやすかったのですが、三味線の音が、あるとき震えて、フラッターエコーが生じているような気がしました。フラッターエコーとはこの場所で考えると天井と床の間で往復反射する音で、日光の東照宮の『鳴き竜』で有名です。多分天井は水平にできていて、床との往復反射が起きやすい状態になっているようです。日光の天井はむくりがあるので余計フラッターエコーが生じやすくなっています。しかも天井には竜の絵があり、意図的にフラッターエコーを作り出していましたが、この場所は公演場所なので、音響障害であるフラッターエコーを生じないように気を付ける必要があります。