曲目は、ウエーバー歌劇「オベロン」序曲、シベリウスヴァイオリン協奏曲ニ短調、ブラームス交響曲第一番ハ短調、アンコール:ブラームス ハンガリー舞曲第一番
日時:2024年8月21日(水) 14:00開演
場所:文京シビックホール大ホール HPによると[1階]1,242席、[2階]560席 [親子室]5席 [車椅子スペース]6席
HPによれば、残響時間 約2.3秒(空席時)、約2.0秒(満席予測値)とあった。音がよく響き、残響が長い。司会者や芸術監督の篠崎史紀が舞台であいさつした時には音声は明瞭ではなかったが、演奏時の音は良く響いた。さらに多分舞台側壁の三角の凹凸のある拡散壁の影響か、どの楽器から音がしているか、音像の位置がはっきりわかる。クラシック音楽にとってかなり良いホールのような気がした。また挨拶の声は多分天井のスピーカーからだと思われた。
キンボーの指揮による音楽は、いずれも歯切れがよく、力強く、しかも音が大きく感じた。選曲もよかったかもしれない。また指揮も力強く、演奏者および音楽と一体化していた。
このオーケストラの芸術監督は 篠崎史紀で、挨拶分に、「今回の指揮者は、私がウイーン時代から最高の音楽を共に追い続けた古き友人、マエストロ キンボー・イシイ氏です。マエストロは、お互いにこの年になって未来を担う子供たちの成長を一緒に考えていこうと新しい夢を追いかけています。」と書かれていました。ウイーン時代に同じ学校に通っていたようです。
1985~86年 ウイーンにてハンスホラインと第二国立劇場設計コンペに参加して、その時ホライン事務所で、その設計を担当してくれた人が、衛藤さん、その奥さんがMienさんです。今から39年前です。キンボーは、Mienさんの息子さんで、約18歳の時です。そのとき篠崎さんもウイーンにいらした様に思います。それ以来、Mienさんを通して、お付き合いさせていただきました。昨年にはMienさんは亡くなってしまい、残念ですが、Mienさんに替わって、キンボーのコンサートにはなるべく伺うようにしている。篠崎さんではないが、キンボーは第一級の指揮者になったように感じた。天国にいるMienさんに報告しなければ。