少し前の話ですが、7/1の16:00より横浜ふね劇場にて、「横浜ふね劇場をつくる会」の総会があった。昨年、公演をふねで行う計画があったが、横浜市港湾局は、陸でできることをなぜふねでやる必要があるのかという様な理由で公演が許可されなかった経緯がある。
その後のふね会の活動は特に低調で、総会には10名程度しか出席していない状態となり総会とは名ばかりになっており、今後の展望は全くない。
しかし総会の後の試演会では、たくさんの人が来てくださり、ふね劇場に期待されていることが分かる。実際の公演活動が必要である事を強く感じた。
ふね劇場を合法的な存在とするためには、建物ではないが建築基準法と、ふねとしての船舶安全法を技術的に満足させ、さらに横浜市の都市計画に合致する必要がある。法律上は技術的に適用できるとして、都市計画に合致させるためには、横浜ふね劇場に魅力が有り、横浜市の発展に寄与できると皆さんが思えるようになる必要がある。
現在ある艀だまりは、貯木場入口という交差点のところにある。以前貯木場があったところであり、江戸時代の芝居町の木挽町の様な響きがある。現実には横浜港の辺境の地であり、何らかの計画を行う必要のある地区である。都市計画で、こここそ文化発信の場所と位置付けられるとよいと感じる。みなとみらい地区や大桟橋や象の鼻地区からふねでここに通える様にできれば、それこそ江戸時代初期の中橋のたもとにあった芝居町そのものになる。ふね劇場がその一翼を担えれば、港町横浜がより楽しい街になるはずである。