武蔵野市がこの旧赤星邸を11月15日(水)から11月21日まで一般公開すると友人が知らせてくれた。そこで2023年11月20日10時よりを3名で申し込んだ。場所は武蔵野市吉祥寺本町4-26-21で、吉祥寺の駅から16分とチラシには書かれていて、歩くのにちょっと遠い。
旧赤星邸はアントニン・レーモンドの設計で、彼は日本で近代建築を推し進めた人で、前川国男や吉村順三等の先生でもあったとチラシには書いてある。またさらに昭和9年(1934)に建設され、昭和19年(1944)に日本陸軍に接収され、昭和20年代(1945年代)にGHQに接収され、昭和31年(1956)ナミュール・ノートルダム修道女会が購入し、令和3年(2021)に武蔵野市に寄贈されたとあった。
建物は白く、横連窓が特徴で、すこしコルビジェのデザインに似ている。ただこの赤星邸はかなり床面積が広く、豊かな生活が偲ばれる。赤星さんは実業家であったが、その後日本軍やGHQに接収され、さらにその後は修道女会が購入し、南側と北側に礼拝棟と寮が増築されている。
入り口を入ったところには日本的なデザインの坪庭がある。
ここに来る前に吉祥寺駅の近くにあり、パープルイ通りの脇の武蔵野公会堂に寄った。現在改修計画が設計コンペになっているようだ。1964年開館した様で、もう60年近くたっている。屋根が波形の不思議な形状となっている。
武蔵野市にはいろいろ魅力的な建物があると思っていて、はたと我がいるあざみ野を見ると、そういえばあざみ野駅の斜め前に、茅葺き屋根の古民家がある。現在人が住んでいるようだが、そのまま歴史的な文化財として保存したいくらいだ。
写真:2024年2月2日 満開の梅がきれいだった。