5月13日土曜日、ゴールデンウイークがあけた次の土曜日、歌のコンサートがあり、ピアノと篠笛の曲で参加してきました。場所は井の頭線の永福町にある永福和泉地域区民センターで、私は篠笛、ピアノは後藤さんで、我が家の設計をしていただいた建築家です。実は大学の卒業時の同級生です。
会の趣旨は若い頃、流行ったうたごえ喫茶で歌ったことを会のタイトルにしています。主催者のお一人でリーダーの大橋さんはちょうど私と似たような年代です。ただこの会は今回11周年で、コロナ禍でも続けてこられ、多分会が始まったのも11年前のようです。
会は13時から始まっていて、第一部は「みかんの花咲く丘、ハナミズキ、夏の思い出」などをうたったあと、我々が参加したのは第二部からで、ピアノ伴奏による5月の歌、例えば鯉のぼりやせいくらべなどで、そのあと篠笛も参加して、「知床旅情、荒城の月、宵待草、月の沙漠」で、参加者の歌も交えての演奏です。第二部はピアノのある音楽室に移動しましたが、この音楽室は天井および壁をすべて有孔板で覆っています。言い訳になりますが、音を出した途端、全く響かず、一瞬たじろぎました。それ以外にはこの会に対して緊張するようなことは無く、親しげに接していただけました。その後第三部ではお祝いの歌や、ギター伴奏によるフォークソングやウクレレ演奏などもあったようですが、およそ4時になりましたので、ここで早退することにしました。参加者は70歳前後が多いようで、多分このような集まりがあると、いろいろ楽しく話ができます。しかも若い人も参加しています。次回もこのような会が開かれれば参加して、篠笛を演奏してみたいと思います。
私が普段参加しているお囃子の会も、お囃子が地域古来の特殊なものではなく、最近この地域に引っ越してきた人たちも多いので、お祭りの音楽として、気楽に集まる会と考えればより多くの人を集めることができるかもしれません。ただなかなかお囃子の音楽はむつかしいと感じることもあります。
後藤さんとは大学の同じクラスで、考えてみればもう古い付き合いになります。以前ブログでも登場もしていただきました。http://yab-onkyo.blogspot.com/2023/03/blog-post.html
また音響技術者から見ると、今回利用した音楽室は、的確な音響設計がなされておらず、音響技術者のところまで、予算が回ってこないことを感じます。また建築設計から見れば、この地域区民センターは1階が半地下になっていて、多分高さ10m制限をクリアするために苦労したものと思われますが、1階の入り口に入るのに、階段を10段ほど降りる必要があり、身障者は斜路を遠回りして入る必要があります。1階は地盤と同じ面にすべきと思いました。
※本文は後藤さん、大橋さんのチェック済。