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2022/06/03

ソニックブーム(音速の壁を突き抜けるときの衝撃音)

 

とある日の朝7時ごろから一時間ほど、上空でドーンという音が何度も聞こえた。最初は花火かもしれないと思ったが、明るいし、またドーン音は響きを伴っているため、ひょっとして大砲の音の感じもある。しかし北富士演習場とここまでは多分100kmもあり、距離減衰から考えると到達音は、SPLr=SPL1-20log(100000)=SPL1-100 (dBA)となり、音源1mからは100BA減衰するはずである。そのためか我が家で北富士演習場の音は聞こえたことがない。

また継続音もあることから、軍用機のソニックブーム(Sonic Boom)ではないかと思うようになった。残念ながら曇っているので、飛行機は見えないが、音速を超えるような飛行機は、例えば、10000mの高度で音速で飛行している場合には、飛行機の音は、その時の音速が340/sとすると10000÷34029秒となり、すなわち見える方法と聞こえる方向は29秒すなわち約10000m=10km異なっていることになる。したがって音の原因がわかりにくい。

ソニックブームは音速を超える飛行機が音速を超えるときに発生する衝撃波で、大砲のような、かなり大きな音である。ヨーロッパで開発された超音速旅客機コンコルドがソニックブームのために、海上でのみ飛行ができる状態になっているらしい。