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2009/03/09

マテリアル・デザイン2009-2010(ディテール3月号別冊)に記事が掲載されました



マテリアル・デザイン2009-2010に、ACT環境計画の小林さん、林さんと共同執筆した記事が掲載されました。
機能材編 「吸音材・遮音材」の項です。これまでの事例をまじえて書いています。ぜひお手にとってご覧ください。

本号の特集は、「木と向かい合う」、「環境に挑む」というものでした。
巻頭の、内藤氏と腰原氏の対談では、木造はエコや林業の観点からも見直されているが、400年前の当時の最先端技術であった在来工法の上に胡坐を組むことなく、現代建築を考える必要があると言われています。内藤氏は最後に、「木造をやることで、一方向の思考法しか持たない近代を変えていく1つのきっかけになるはずです。だから、木造が大きなチャレンジになる」とおっしゃっています。
ケーススタディ1では、集成材の籠構造でできた、体育館のようなホールが紹介されていました。大変興味深い形のものです。設計はワークステーション、構造設計は佐藤淳氏。
また、環境の特集の方では、リファイン建築で有名な青木氏と難波氏の対談がありました。青木さんは、サンフランシスコの例では、建物の解体の条件が厳しく、耐震補強に対して改善命令をだすと、届けの翌日から解体できる日本とは大きく違うと話されています。また既存建物を解体して新たにコンクリートを打つ場合と、既存建物の躯体を利用する場合と比較すると、CO2発生量が84%減少するといった話があり、大変考えさせられました。

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