このブログではあまり仕事の話が出てきていませんので、本日は、騒音対策の業務についてご紹介したいと思います。
昨年の12月と今年1月に、当社で防音設計を行った工場が無事完成いたしました。1件は新潟市にある平屋S造の金属加工工場、もう1件は東京にあるRC造の印刷工場です。いずれも24時間稼動の工場であり、民家やマンションが隣接した場所にあるため、騒音対策が非常に重要な場所でした。
また、室内騒音は金属加工工場が90デシベル前後、印刷工場は100デシベル近い音が発生します。騒音規制法の規制値は、金属加工工場のある新潟市は45デシベル、東京の印刷工場では50デシベルでしたが、金属加工工場周辺は、暗騒音が低いために、また東京の印刷工場は隣接してマンションがあるために、規制値より5デシベル厳しく考え、防音設計を行いました。無事に役所の環境検査も終了し、現在稼動しています。
工場の騒音対策では、外壁・屋根はもちろんのこと、窓、換気設備に対する騒音対策が必要です。窓や換気は、快適性に非常に関係がありますが、騒音には弱い部位です。
また、精密天秤ばかりの工場の振動対策、清掃工場のIDFファンの基礎の振動対策の設計も昨年行いました。IDFの基礎については、現在工事中です。
製造業にとって厳しい時期ですが、いずれも元気を感じる会社でした。