6/25(木)、三度目のバンドンでの仕事の終わりに、今回はバンドン市内を少し観光することができた。
バンドン中央を南北に走るDago通りの北のはずれにある、Moutain View Golf Clubで食事をしたときに、ドライバーから「この近くに日本軍の記念碑がある」と聞き、行ってみることにした。
そこは、Taman Hutan Raya Juand (Dago Pakar)という公園の中にあり、Goa Beland (オランダの防空壕)とGoa Jepang(日本の防空壕)という名前で、うっそうとした熱帯ジャングルの急峻な斜面に防空壕が掘られていた。
(バンドンはほぼ赤道直下ではあるが、海抜1000mほどあり、比較的過ごしやすい。)
まず入り口からほど近くに日本軍、続いてオランダ軍の防空壕である。何のためにこのような山の中に作ったのかはある程度予測ができるが、オランダ軍と隣同士ということが不思議だ。オランダの防空壕までは公園の入り口から1.2km行ったところにあり、さらに防空壕は入り口から中へ相当奥が深い。オランダは、より長い間植民地支配をしていたため防空壕も大きく、刑務所や処刑場の役割をする洞窟まであり、入り口は立派な鉄製扉(オランダから運んだもの)が設置されていた。日本軍の侵略は1942から3年間だけなので、掘りかけのところもたくさんあった。入り口にはドアもなく、中には蝙蝠が住んでいた。ちょうどインターナショナルスクールのたくさんの子供たちも遊びに来ていた。さらに5kmほど進めば滝があり、温泉もあり、インドネシア人のピクニックの場所だそうである。本当はそこまで行ってみたかったが、時間の都合もあって引き返して、バンドンの中心街に向かい、バンドン会議の会議場まで行ったところで時間がなくなった。
日本軍の防空壕 |
オランダ軍の防空壕 |
オランダ軍の防空壕内部 |
野生の猿がいた |
近くの村 |