コンサートの曲目は長唄、南インドのヴィーナー、および声楽、バリ・ガムラン、モンゴルとウイグルの音楽、子供たちによる邦楽囃子、アメリカ人による尺八、雅楽、ジャワ・ガムラン。曲目は多岐にわたり、また素晴らしかったです。満席でした。
小泉文夫の考え方によって、世界の様々な民族音楽と西洋古典音楽とを並列に感じられるようになり、しかも世界の様々な民俗音楽が影響し合って発展してきていることも小泉文夫の楽理的な研究からわかってきました。
音響技術者から考えるとクラシック音楽は一般的に残響の長いホールが好ましいとされているが、それはなぜか、まだ分からないことがあります。同様に様々な民族音楽にとって好ましい空間はどのようなものかについても、これからのテーマです。芝居小屋の音響性能調査を継続して行っていますが、小泉文夫の様な楽理的な観点および音響学的な観点から研究をしていくつもりです。