3月31日18時から、桜木町の大岡川の桜まつりに合わせて、横浜ボートシアターに よる演奏会が開催されました。今年の桜は地球温暖化の影響か、開花日が定まらず心配していましたが、ちょうど満開の日の開催となりました。幸い、直前に 降っていた雨も、演奏が始まる頃にはどうにか止んでいました。ボートシアターは大岡川に舟を浮かべて演奏します。特徴あるインドネシアのガムランのような 楽器を使ったゆったりとした音楽で、和楽器の篠笛(横笛)が入っています。桜の花の下のゆったりとした音楽には、幽玄の雰囲気がありました。
桜祭りには屋台もあり、たくさんの人々もそぞろ歩いていて、お客さんのリクエストで「さくら」を演奏したりしていました。篠笛の「さくら」もとても良いものでした。
大岡川は、護岸がコンクリートで垂直に立ち上がっているので、演奏者にはエコーが感じられ演奏しにくいこともありそうですが、聞いている方は、その壁が結構音を反射していて直接音を補強しており、拡声しているのかと思うほど、川に沿って音が遠くまで伝搬していました。
ボートシアターのこのような催物は、ほぼ年に1回(無いときもある)ですが、ふねの演奏会は、道行く多くの人が聴くことが出来、川を楽しむすばらしい方法であると感じました。