日時:2025年6月22日(日)13:00~15:30ごろ
場所:青葉区公会堂
プログラム:チラシに示した。
出演は主に青葉区のお囃子や神楽のグループの公演と思っていたが、一番迫力があったのは、横浜都築太鼓で、次に迫力があったのは元石川高校ダンス部のブレイクダンスで、かわいらしかったのは子供囃子だった。しかも都築太鼓は、オープニングで桶太鼓を、中休み明けに獅子舞を、最期に和太鼓演奏を3曲か4曲も演奏していた。それに比べると、お囃子の公演は非常に淡々としていて、番組の日本昔話に出てくるようなゆっくりとした動きだった。ただ横浜都築太鼓や元石川高校のダンス部の活動とお囃子のグループとの目的の違いが大きすぎる気がする。都築太鼓や元石川高校ダンス部の活動は見て聞いて楽しむためのイベントとしての感じを求めているように思う。これに対してお囃子のグループの活動は、多くの人が参加して、自然に対して五穀豊穣を祈る活動で、その活動を通して、多くの人が参加できる内容になっていると思う。平川囃子保存会、下恩田囃子保存会、荏子田囃子連、下谷本杉山神社保存会の公演もこのような観点からはレベルの高いものだった。実は私も約4年前の脳梗塞までは荏田のお囃子グループにいて活動をしていた。下谷本杉山神社保存会の公演は創作踊りというもので、何か物語があるのだが、魚釣りの話で、最期には鯛を釣って奉納するような話が出てくる、目出度い(めで鯛)話だが、このあたり、青葉区あたりだと鶴見川・早淵川や恩田川には鯛は居ない。同じような大きさの魚としては錦鯉かもしれないが、いつも同じ場所で泳いでいて、眺めるのには大変いいのだが、釣ってほしくない魚だ。郷土芸能というよりは、えびす様の様なめでたい話のある、どこかの郷土芸能を持ってきた感じだ。
郷土芸能の範疇になるのか、よさこい節とか阿波踊りなどは、見ても楽しく、やって楽しく感じで、どちらかといえば都築太鼓の雰囲気に近いものかもしれない。
郷土というか地域の人々をつなげるための活動として、お囃子や神楽は重要な役割があると感じる。今回の郷土芸能まつりには、同じグループが何回か出場しているが、本来はこの10倍以上のグループが地域には活動しているはずなので、この公会堂で、朝から晩まで公演があってもいいくらいだと思う。今後期待されるところだ。