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2024/06/14

ウクライナへの祈り 日宇アーチスト達の饗宴!since 2018 コンサート



2024611() 1900 青葉台のフィリアホールで、開演

この日、昼間は数年前までYAB建築音響設計にいたアントニオさんとその友達、Stephenさんが当日の朝訪日し、その日に我が家に来て、久しぶりに会うことが出来た。その日の夕方、フィリアホールで行われたウクライナ支援コンサートに行った。コンサートのタイトルはウクライナへの祈りというものだが、目的はウクライナ支援コンサートである。

このコンサートは、主にヴァイオリニストの澤田さんとピアニストのシャポワロフ・レオニードさんが演奏していたが、武松洋子さんの朗読や、依藤由紀さんのバレエがあり、さらにUkraine Japan Artというウクライナから戦争のために避難してきた人たちからなる合唱団や羅漢という合唱団も合奏をした。時々はピアノやヴァイオリンの伴奏も含まれていた。

演奏は、シベリウスの「悲しみのワルツ」が低い音の荘重な曲から始まって、次はヴァイオリン協奏曲、その次は山田耕作・北原白秋の「この道」これにはUkraine Japan Artの合唱団が加わり、次は「戦争辞書」を武松洋子が朗読し、ときどきヴァイオリンとピアノが加わり、つぎに「亡き王女のためのパヴァーヌ」を依藤由紀がバレエをおどり、さらに「草原の赤いガマズミ」というウクライナ伝統歌をUkraine Japan Artと羅漢が歌った。盛りだくさんの公演内容で、しかも参加者が生き生きしていた。見ている観客も大変楽しむことが出来た。よくあるクラシック音楽会でしゃちこばって聞いている感じではなく、楽しんでいる感じがよく分かった。

また1年前にもフィリアホールで澤田さんの演奏のコンサートがあったが、その時には、ピアノとヴァイオリンが離れていて、ヴァイオリンの音が小さく、ピアノとヴァイオリンの音のバランスが悪いと思ったが、今回は、ピアノはヴァイオリンのすぐ近くにあり、ヴァイオリンの音とのバランスが非常に良かった。これは多分舞台音響のため、お互いが聞きにくいことがあったのかもしれない。また幕間に赤いカリーナのブローチを買ったが、これにはウクライナの愛国歌、「生きのびるために」と書かれていた。ウクライナから避難して来た女性たちが、もっとも思っていることが、この「生きのびるために」と思っていることと思う。横浜ボートシアターの小栗判官・照手姫の公演の中で、小栗判官の餓鬼をみんなで引いて、生きろ生きろと言っていることと近いかもしれない。以下は2023.11.29のブログである。

https://yab-onkyo.blogspot.com/2023/11/blog-post_29.html