2014/04/17

日本建築学会環境系論文集 V0l.79 No.698(2014年4月)に掲載されました

論文は、「Helmholtz共鳴器を有する高性能乾式遮音二重床の開発 -2質点系モデルに基づく遮音特性の解明-」と題し、神奈川大学の安田洋介先生が筆頭、私は共著者として執筆いたしました。

この数年間かけて開発を行ってきた、「ヘルムホルツ共鳴器」を内蔵する二重床に関して、理論的な解析を安田先生が行ったものです。それは二重床そのものの錘とヘルムホルツ共鳴器の頸部の空気を錘とした空気をばねとする2自由度系の運動として解析されています。2自由度の運動方程式は基本的なものであり、その基本的な考え方が適用できるため応用問題が解きやすくなります。ただ共振現象を利用しているため計算上は大きなピーク(増幅)がありますが、何らかの抵抗要素で幸いにも大きな低減効果だけが得られ、63Hz帯域で10dBの改善がこのヘルムホルツの遮音二重床で得られています。

実用化にはまだまだ努力が必要なため、今年度はさらに大がかりな実験を計画しています。