第七金星丸アワーと題して、6月16日(土曜日)19:30より横浜でライブがありました。前半の前半は、尺八、フルート、ソプラノサックスおよび短波ラジオによる演奏、前半の後半はトランペット、アルトサックス、パーカッション、コントラバスなどの演奏でした。
前半の尺八はブルース・ヒューバナーさんという外国人の方。フルートの音と合わさって、たえず唸りを生じていて、由緒正しい尺八の音程を確保している様子。尺八の音程とフルート、サックスのそれぞれの音程を維持しながら演奏していると感じます。
異なる音律をもつ楽器のアンサンブルは、それぞれの特徴ある音空間がぶつかりながら共存することで新たな緊張感をもつ空間ができます。その場合には、二つの方法があると感じています。長い音の場合には、ハーモニーは求めずに音を共存させます。唸りが発生してもそれは表現の一形態と考えます。短い音の場合には、同時に音を出さずに間に編み込んで行くような感じで音を出せば共存します。
今回のこのような演奏形態は、私もいつも音楽の今後のあり方として、期待しているものです。今後の第七金星丸ライブに期待したいです。