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2012/06/19

つくば市北条の蔵のコンサートホール


つくば市北条は、筑波山参詣の町として、また古い街並みが残っていることでも知られています。しかし、先日つくば市に竜巻が大きな被害をもたらした際に、北条も竜巻に襲われて被害を受けたところとして有名になってしまいました。

その北条の古民家の蔵でクラシックコンサートが行われていると聞いていたので、つくばに出かけるついでに、どのようなところか見に出かけました。
北条の町は、地方の都市によくあるようなシャッター街の印象とは違い、人々が多く街を歩いていて立ち話をしたりしていましたが、それは竜巻の復旧工事が行われているためなのかもしれません。竜巻で瓦が飛ばされたりしているために、ブルーシートで覆われている家もいくつかありました。

コンサートが行われているのは立派な古民家で、1Fの店の中をのぞいてみるとコンサートのポスターが置かれてあったので 硝子戸を開けて中に入ってみました。奥様が出てこられ、少しお話を伺いました。ベルリンフィルやウイーンフィルのメンバーも来て、年に何回かコンサートを行っているとのこと。今度の土曜日6月23日にもウイーンフィルのフルート奏者のワルター・アウアー氏と、工藤重典氏と、チェンバリスト橋本麻智子さんの共演で演奏会があるとのこと。しかし切符は完売していると。以前このお宅は醤油屋さんで、蔵は米蔵だったそうです。

蔵は木造ですが土壁が厚く、きっと響く空間だと想像できますが、伺った日は倉庫のようになっていて、中は見せていただけませんでした。昨年の大地震の際に、瓦屋根がかなり崩れてしまい、また壁も傷んだようです。今年5月には筑波大学の学生も手伝ってやっと修理が終わったところだということでした。幸いこの民家は竜巻の被害を免れたようです。

いつか機会を見つけてコンサートを聞きに行きたいと思っています。このコンサート等については、ブログ 「たかぼんのつくば市北条古民家暮らし」に書かれています。
帰りには地酒 「純米吟醸 筑波」を買って帰りました。