2009/11/05

「天地人」のかしも明治座でのコンサート

先日ブログでお知らせいたしました、ソウル&ビートユニット「天地人」のライブを見に、11/3(月)岐阜県の中津川市加子母(かしも)にある木造芝居小屋の明治座に行ってきました。

「天地人」は、元「オフコース」のドラマー大間ジロー氏率いる、ソウル&ビートユニットで、和太鼓(大沢しのぶ)、津軽三味線(黒澤博幸)、パーカッション(大間ジロー)のバンドで構成されています。

明治座は、落ち着いた里山のなかにある芝居小屋で、2年前に音響測定に来たことがあり、懐かしいところです。




内部は、天井が格天井の板張りで、木がふんだんに使ってあり、いかにも木の産地であるこの地域のものだと感じます。



開始1時間前に到着しました。


拍子木の合図で引き幕が開かれ、コンサートが始まりました。すばらしい津軽三味線や和太鼓の歯切れの良いリズムに引き込まれました。木造芝居小屋は、いい空間ということもあらためて感じました。


われわれ音響技術者は、コンサートホール用の響く空間と、演劇や講演用の響かない空間の二つがあると今まで考えてきました。しかし、和太鼓や三味線やドラムのコンサートには、このような芝居小屋のような響かない空間がよいようです。
ライブツアーのプロデューサーの方が、今までは一般の多目的ホールで演奏すると、和太鼓の音圧が大きすぎて、うまくいかないとおっしゃっていました。
よく使用されるグラフで、B.F.Bay(他2名)が作成した「室の種類、室容積と最適残響時間」の中にあるコンサートホール用の最適残響時間の曲線は、「クラシック用コンサートホール」と書き換えないといけないのではと思います。

11月3日は、ちょうど寒波が訪れた日でした。天地人のメンバーは、秋田から寒波を連れてきたと言うほど舞台の上は寒そうでしたが、観客は地元の人が大部分で、この芝居小屋の隙間風には慣れた感じでした。
一般的なホールと比較すると音の返りが少ないので、自分の演奏音が聴こえにくく、そのためか最初の2曲は特に緊張感が感じられ、それがまたライブ感があって素晴らしかったです。

これまで天地人は、10月4日(日)内子座、10月18日(日)永楽館、そしてこれから、11月21日(土)九州の八千代座と23日(月祝)嘉穂劇場にも公演予定だそうです。宝船ツアーと銘うっての全国芝居小屋コンサートです。各地域で、すばらしい宝を見つけてきてください。