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2009/06/17

長岡散歩

5月28日、鍛造工場の騒音対策のために長岡に来て、測定を終え、その日の夜は、米どころの長岡の、味しい日本酒を頂きました。 
次の日は、8時頃から駅前のホテルを出て、駅前に宣伝されていた火焔土器の国の展示をしている歴史博物館に向かって散歩に出ました。歴史博物館は地図によれば、信濃川の長生橋を渡った先にあるようです。10kmほどはありそうです。先ず、信濃川手前の長岡市立劇場に行ってみました。この建物は、昭和48年にオープンした劇場で、すっきりとしたファサードが非常にきれいで、とても印象的だったことを覚えています。そのファサードは、未だに美しく管理されていました。


突然御伺いしましたが、親切にも中を案内していただき、見学させていただきました。中に入るとロビーも大空間でした。


小ホールで催物があるのか人が入っていっています。大ホールの客席内部は、ワンスロープのなんとなくゆったりとした形状です。



壁は半分以上が岩綿吸音板で仕上がっていましたが、案外響きます。塗装が何度もされているからだと思われました。この塗装はメンテナンスもありますが、数年前の中越地震でも改修を余儀なくされ、塗装をしたようです。


ロビーで、チラシを見つけました。7月16日は、寺内タケシとブルージーンズが、8月18日は佐渡×シエナ(吹奏楽)の公演があるとのこと。
市民劇場を出ると直ぐ隣に、雄大で美しい信濃川が流れています。



川の土手にそって信濃川を長生橋に向かって歩きました。途中青い大きなサギを見つけました。


長生橋は、昭和13年に出来た造形的に美しい橋で、橋の向こうには越後富士とも呼ばれている米山が見えます。


しかし橋を渡ると、郊外型の汚い看板が多くなります。

歩き続けて11時半になり、そろそろ新潟県立歴史博物館に着くのではと思って、道路脇の工場の人に御伺いしたら、説明が難しいのでご親切にも車で案内してくれるとのこと。行ってみると確かに難しく、予想よりもさらに随分行き、山の中で、もう12時近くなっていました。


火焔土器を見たかったのですが、時間がなく、帰ろうにもタクシーも拾いにくい状態になって困っていましたら、車で一休みに来た人から、またまた親切をいただき、長岡駅まで連れて行ってくださいました。長岡リリックホールも信濃川を越えた中心街からは遠い位置にあり、この県立歴史博物館はさらに遠かったです。しかし現在、シティホールが、駅の直ぐ近く、厚生会館が解体された位置に建設中です。町の人によると、中心街がさびしくなってきたので、再び賑やかになることを目指しているとのこと。この方向のほうが良いように思います。

鍛造の音は、印象に残りました。騒音計の最大レンジで計測する必要があるほど相当大きな音ですが、鍛造の音を聞いていると、等間隔に打撃するのではなく、人間が打撃間隔を調節しているのか、鍛造の機械が独自に調節しているのか良くわかりませんが、まるでドラムをたたいているような、ロック音楽のような感じの音になって聞こえました。