10年ほど前に、わが息子の穂とその奥さんの優さんが、バンコクにレストランを開くというので、お祝いにスピーカを持っていくことになり、フォステックスのウーハーやホーンドライバーやツイーターのユニットと自作の周波数分解用回路などをスーツケースに入れて、バンコクに持っていき、バンコクで、チーク材で筐体とホーンを作ってもらい無事にできたのですが、残念ながらその時、レストランは開くことが出来ず、共同経営者のところに置かれていました。最近、バンコクでバーが出来つつあり、そこでこのスピーカを使うことになったようです。穂から写真が送られてきました。少し残念なことに、一部天井にもぐってしまい、スピーカの全体像は見れない形ですが、やっとここで役に立ちそうです。一般に市販されているスピーカは、多くはパーティクルボードなどの再生材で作られており、ホーンは鋳物で作られていることが多いが、このスピーカは高級なチーク材で筐体もさらにホーンも作っている。世界にほとんど類例のない素晴らしいものです。このスピーカから出る音楽でおいしいお酒が飲めるといいですね。
写真:バーのカウンターの工事中の写真
写真:バーの完成後の写真(アンプなども設置されている)