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2024/05/03

山下ふ頭に○○があったらイイナの市民活動報告(大感謝祭)

 2024年426日(金)午後630から約900

船劇場で、「山下ふ頭に○○があったらイイナ」の活動報告があった。多分100名以上が集まった。配られた報告書には市民が考える具体的な内容が書かれているが、横浜ボートシアターの船劇場を実現したい立場から見ると、その具体性がまだ見えない。公的な公海の上に、私的な劇場を浮かばせるのだから、どう考えても簡単なことではないような感じがする。以下に述べるのは個人の見解である。この山下埠頭の再開発がいいチャンスであることは確かで、この私的な劇場をできる限り私的な海の空間を作り、そこに浮かばせる必要があるような気がする。したがって多分氷川丸のある山下公園側でない方が、遊覧船などの通行の邪魔にならないと思う。

船溜まりの構築

さらに内陸部に何隻か置けるように半私的な船だまりを作って、交通の邪魔にならないように計画したらよりよいかもしれない。特に横浜ボートシアターの演劇は仮面を用いるために、特に異界を表現する必要があり、現実と切り離した位置の方が好ましく感じる。しかし安全面には配慮が必要で、少なくとも2方向避難ができるように接岸をする必要がある。また安全のため船だまりの海の深さは船が沈み切らないような深さが必要と思われる。また内装は、床以外は不燃材が好ましい。さらに船の改修のために、修理工場に移動させる必要があり、また別の港に行って公演する場合もあるかもしれない。また障がい者も船に乗り降りしやすい方法を検討する必要がある。例えば車いすの人が乗り込みやすい、段床の椅子にも乗り込みやすい方法を検討する必要がある。またトイレも船劇場の内部には無理なので、船劇場の近くに設置が出来ていることが好ましい。また切符売り場やもぎりや管理事務所も必要と思われる。

再生エネルギーの利用

地球温暖化になってきている現在、できる限り再生エネルギーを利用していくべきだ。しかも個人所有の船劇場なので、エネルギー管理も経費の観点から重要で、特に夏場の暑さを公演時にどう解消するかは重要なことだ。ここには海があり、太陽や風があり、緑も増やすことによって、自然エネルギーを用いることが可能である。練習時および公演時もである。暖房時には特に換気も熱交換をしながら空気を入れ替える方法を検討する必要もある。例えば海の水を屋根(多分塩水に強い塩化ビニールシート幕で防水)にまいて蒸発熱を奪い、これによって冷房の足しにできないか?海の温度は、夏は多分体温より低いだけで、そのものでは冷房用には暖かすぎる。さらに屋根面を50%程度太陽光パネルにより覆い、残りの面に対して到達する太陽から海水の蒸発熱を利用して冷房の足しにする、夜は窓を開け放して換気及び通風をよくするなど。船劇場を個人所有とするのは、維持費を軽くして、練習を自由におこないレベルを上げ、文化的に横浜市に貢献したい。山下埠頭再開発に臨みたいことだ。

              山下埠頭において、船劇場を船だまりに設置する場合。


                  報告書の表紙


            報告書12ページの船劇場の紹介