葉山にある神奈川県立近代美術館 葉山とその近くにある山口蓬春記念館を大学の同級生で、建築家の葛西さんとやはり建築家の後藤さんと私の3名で見学してきた。時は2024年1月16日(火) で、11時半逗子駅改札口に集合し、まず逗子駅近くのそば屋しちせで食事をして、バスで葉山にある神奈川県立近代美術館 葉山に行った。設計は佐藤総合企画で、海辺に面して高台に建っている。きれいな白い色した建物で美しいが、海に開けた感じや歩行者のアプローチが少し難点である。最近の催物は下記にあるように『100年前の未来』ということで、知っている絵も多く、かなり意欲的な作品がたくさんあり、見ごたえがあった。
写真:神奈川県立美術館 葉山の美術展の特集
美術館の前の中庭で、後藤さんが海の音を聞きながら、下記のCDを思い出していた。このCDは葉山の見学のあと、音楽の練習の時に持ってきてくれたものだ。吉村弘 作曲の「神奈川県立美術館のための音楽」と題する環境音楽で、波の音を表現している音楽のようだ。前半は「葉山 開館の音楽」で、潮が満ちてくるような音楽で、後半は「葉山 閉館の音楽」で、潮が引いていくような音楽となっている。多分シンセサイザーによる曲と思われる。
写真:吉村弘 作曲の「神奈川県立美術館のための音楽」のCD
とくに画室の窓からは相模湾の海がよく見える。外部に面するサッシは枠の木制サッシュが細くできていて、外がよく見える。たぶんこの木製サッシは構造的なものではなく、構造は強化ガラスで維持していて、意匠的にとりついているものと考える。
庭にミモザがあったが、とても太い幹のように見える。しかしよく見ると細い幹を束ねているように見える。もともとは弦のような植物なのでそれを束ねて、一本の太い幹に見えるように調整したのではないかと思う。
写真:山口蓬春記念館のパンフレット
写真:山口蓬春邸の画室の部分
写真:山口蓬春邸の画室の内部で、外部に面するサッシ
写真:水盤の椿、日本画の様
写真:庭のミモザ、大木に見えるが、多分細い幹を重ねて一本に見えるようにしたように思える。