2021年4月7日(水)末広貴美子のメゾソプラノリサイタルがありました。末広さんの初めてのリサイタルで当初は昨年の4月8日に日暮里サニーホールで計画されていましたが、コロナの影響で今年の2月に延期となり、さらに定員も25名に削減となりましたが、さらに再延期しやっと今回の豊洲文化センターのシビックホールで開催できたそうです。4月7日はコロナの第3波が収束した後でしたが、今考えると第4波が始まる厳しいところでした。
曲目は、前半はよく聞くイタリア歌曲(イタリア古典・歌曲・オペラアリア)で、後半は森みどり作曲歌曲集「アドニスから手紙が来た」全曲です。実はこの「アドニスから手紙が来た」は建築家の黒川紀章の作詞です。後半の部は、豊洲文化センターホールの外側の面が可動で開き、目の前に明かりのついたレインボーブリッジや高層ビルが突然現れるという趣向でした。建築家の作詞ということを考えてのアイデアではないかと思います。歌もホールも楽しみました。黒川紀章の詩の本も記念に買って帰りました。