物語とは全く違う方向性からですが、その部分に注目して、この形状で風力発電機のアイディアが生まれ、ずっと考えています。すなわち鐘とその上に接続した棒で共振系を構成します。風で振動しやすいように設計します。
全体の構成は、長さ20mほどのプラスチック製の柔らかな筒、鐘状のフレーム、その下端にはリング状の発電機、そこには上下2段のコイルリングがあり、リングの中で逆方向に進む120度に固定された3個の磁石でできています。
風の左右の圧力を効率的に回転エネルギーに変換する必要があります。そこで柔軟性のあるパイプに当たった風を衝撃的にとらえ、下部の鐘を固有振動数で振動している状態に合わせて、しなることで位相を遅らせて加振させます。鐘が前後左右に規則的に振動することで2リングの磁石を逆方向に回転させ、発電します。逆方向に回転させるのは鐘が回転しないようにするためです。
普通の風車による風力発電機のように発電機が100m上空にあるのではなく、一番下部にあるためにメンテナンスも容易であり、また雷にも強いはずです。まだ単なるアイディアですが、いつか実現ができるといいと思っています。
用途は主に農村の施設などを想定し、あまり水田や畑に影を落とさず、大きな機械ではないので、場所も取らず、どこにでも設置できるように考えています。
一緒に研究してみたいと思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ声をかけてください。
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