発表後の質問はかなり具体的で、敷居との間の納まりは図で分かるが、コンクリート壁との間はどうなっているか、また重量床衝撃音のボールはわかったが軽量床衝撃音ではどうだったか、また室すべてが同じ大きさのユニットでできているかなどがありました。次第に興味を持たれていると感じられるようになっています。
今回の建築音響研究会の参加者はいつもより多く(もちろん我々の発表のせいだけではありませんが)、大教室が一杯になっていて補助の椅子も置かれていました。
他の方の発表のテーマを以下に示します。いずれも興味深い内容でした。
・界壁と音響起振機を利用した面音源型のマスキングシステムの検討―オフィス会議室への適用―
・断熱折返しによる遮音欠損改善方法の検討
・木造大スパン構造床を対象とした重量床衝撃音に関する検討
・コンクリート壁の二重壁仕上げにおける遮音性能実験事例と低域共鳴透過現象の分析