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2011/10/21

日本建築学会関東大会で床衝撃音の対策工法について発表しました


少し前の話になりますが、建築学会の大会が8月23日(火)から3日間、早稲田大学の早稲田キャンパスで開催されました。
我々の発表は初日の午前中に行われ、「高性能遮音二重床の開発」と題して、共同発表者の堀内氏が発表しました。

多くの乾式二重床は、スラブと二重床の間にある空気(床下空気層)の振動による圧力で重量床衝撃音がスラブ素面より性能低下します。それに対して本工法は大幅な性能向上が得られました。本工法は、二重床のパネルが立体的な中空構造となっており、床下空気層とパネル内の中空部が連通されています。床衝撃力を受けたときの床下空気層の振動圧力は、この連通によって低減し、遮音性能が向上するというものです。

現在はその現象や効果の確認および施工性などについてUR都市機構と共同研究を進めております。実験に用いている床材はホームセンターで品質の良いものを探し「小名浜合板」社製のパーチクルボードで実験をしております。