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2010/05/06

荏田の真福寺で12年に一回のご開帳

地元の荏田商店街から少し入ったところに真福寺というお寺があり、そこの虎薬師坐像の12年に一回の御開帳(寅年の四月)が今年で、4月8日から20日まで開催されるとのことで最終日4月20日に見てきました。

同時に国指定重要文化財で、鎌倉時代の作である釈迦如来立像も毎年この時期ご開帳とのことで、そちらも見ることができました。この釈迦如来立像は、境内のコンクリートの小さな収蔵庫に安置されており、寄木造で木目がとても美しく驚きました。
真福寺のご本尊は千手観音立像で、こちらは子の歳の四月に御開帳とのこと。残念ながら後10年見ることができません。こちらは神奈川県の重要文化財に指定されています。

私は荏田町に住んで22年になりますが、いままでこの御開帳のことは知らず、一度も見たことがありませんでした。今回、たまたま近くの野菜の直売所に寄った時に案内を見て知りました。とくに御釈迦様は、一度は拝んでおいたほうがよいと思われるほどの美しさでした。

我が家の住所は、開発される前は、荏田町字釈迦堂谷と言い、前の道路は釈迦道(しゃかんどう)と言っていたようです。しかし現在この釈迦堂はありません。真福寺の御釈迦様が、この釈迦堂と関係があるのか、またこの御釈迦様がいったいどこから来たのか、興味があります。
数え年で七年に一度(現在は丑と未の年)行われる有名な長野の善光寺御開帳はたくさんの人出がありますが、ここはひっそりとしていました。善光寺のように、真福寺も6年ごとに一度くらいの割合で御開帳があれば、忘れられなくていいかもしれません。またこのような催しにより、街を賑やかにすることができればいいと思っています。