建築技術2008年12月号『密集市街地につくる住まいのデザインと技術』の特集に、『密集市街地に住まいをつくるテクニック【音】密集市街地での遮音性能の考え方』というテーマで記事を書かせていただきました。
サッシの遮音性能の考え方、床衝撃音の対策方法の目安、昭和50年代のマンションの改修について、騒音の大きさよりもむしろ相互不信感に基づいて発生する近隣騒音問題、文化としての吸音性能、などさまざまな観点からの遮音のテクニックをご紹介いたしました。また、文化としての吸音性能とは、生活習慣や芸能文化と、生活空間の吸音性は密接に結びついて発展してきていることなど、最近の研究や経験からわかったことをもとに述べています。