2020/10/01

換気と消音

この新型コロナでいわゆる3密(密閉、密接、密集)として営業が難しくなっている業種がたくさんありますが、中でもカラオケ店や録音スタジオや劇場などは、内部で大きな音が出ることや外の音が入らないようにするために窓などを開けて換気をすることも難しい状況です。

これを、音の分野で何か力になれることはないかと考えています。

最近対応した仕事ですが、ある大型の電気設備のある施設で、ガラリから内部の稼働音が漏れてきているために周辺の住民から苦情が出ていました。そのガラリは自然換気用のガラリでしたが、ガラリを取り外し、そこに写真のような消音器を当社で設計し、設置しました。内部の音は低音域の音が大きいため、消音器も低音に対応できるように設計しました。消音器を設置した結果、内部の音は消音器の近くでもまったく聞こえなくなりました。

この消音器は自然換気用ですが、さらに換気扇を取り付ける場合もあります。このタイプはもともとは清掃工場のために開発したものですが、飲食店などの場合は小さなタイプになり、換気扇とさらに熱交換機(ロスナイ)を設置して、吸気・排気を行う場合も考えられます。ルームエアコンで温度調整をしていて換気が不十分の場合には、このシステムを追加することによって換気が可能になります。

またライブハウス等で大きな空調機を設置するような場合も、外部にダクトで開放する部分にこのような消音器を設置することもあります。もちろんダクトで接続するような場合にはダクト用の消音器もあります。この場合も内部の音を外部に出さない効果はあります。

換気をしながら消音する方法は様々考えられるので、コロナ対策に役に立てるのではと思っています。