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2016/08/01

上海へ

機会を得て、4月4日より、15日までの約2週間、上海に音響測定のために出張しました。

着いた日、最初に行ったところが、上海の中心街で超高層ビルのある地域の黄浦江の対岸の遊歩道『外灘歩道』です。


この日は月曜日でしたが、中国では休日だったためにたくさんの人が散歩を楽しんでいて、また黄浦江には遊覧船もあり (外灘 “バンド”(英語名:The Bund))、ちょっとみなとみらいのような雰囲気でした。
高層ビルが多く、最も高いもので600m以上あるとのこと。その晩はビールの栓抜きの様な形の建物(上海環球金融センター)の2階にある小籠包のレストラン 「鼎泰豊」で食事をしました。

翌日の火鍋レストラン

火鍋

2週間のうち、4月10日の日曜日だけフリーで上海観光をすることができました。
この日はちょっとPM2.5の影響で景色がかすんでいました。まず南京東路に行きました。日本で言えば銀座通りのような場所で、長い歩行者天国で大変にぎやかでした。ところどころ広場もあります。

歩行者天国


ところどころに広場がある

楽しげな車が通る
その先に『上海コンサートホール(上海音楽庁)』(磯崎新設計のものではない)があったので、中をのぞいてみるとクラシックコンサートが公演中で、中を見てみたいと思い切符を買おうとしましたが満席になっていました。

コンサートホール
 その後、古い街並みのあるお寺の境内になっている『豫園』、表参道の様な『新天地』を見て、一日上海を観光し、広場の前の店で小籠包を食べながら感じたことは、上海の街は楽しめる雰囲気を都市計画的にデザインしているなということでした。

豫園




表参道のようなおしゃれな新天地



『豫園』で尺八の様なものを吹いて、横笛を売っている屋台がありました。
長いのも短いものもいずれも160元(1元は約17.5円)で、買おうとすると同行の陳さんが値切ってくれて60元になりました。
これを吹いてみると伝統的な中国の音階ではなく、西洋音階(ドレミ)でした。
街中を見回しても楽器を持ち歩いている人はほとんど見かけません。唯一電車の中でウクレレを持っている若い人がいたくらいです。

横浜と比較するとこちらは少し暖かく、5月くらいの陽気でした。街路樹はクスノキがほとんどで、古い葉を落とし、新芽が吹き出していました。八重桜も丁度見ごろでした。
今回は時間がなく中国の音楽や演劇を見そこないましたが、良い仲間と仕事をすることができ、食事は毎日楽しみました。また次の機会を見つけたく思います。