日時:2026年6月28日(日)2時30分開演
場所:銀座王子ホール
主催:杉山ムジーク・アカデミー
曲目:ベートーヴェン作曲
ソナタ第9番、ソナタ第16番、6つの変奏曲、ソナタ第26番(告別)
アンコール:やさしいソナタ第二楽章
杉山さんが、「ソナタでベートーヴェン自らがつけた標題音楽はこの告別だけ、先入観が入ってしまうという恐れもあるが」といっていたが、「告別」、「不在」、「再会」という流れになっていて、この「告別」では悲しさが現れ、「再会」では喜んでいる様子が感じられる。多分今回のコンサートでは、この曲がメインの曲かもしれない。1809年4月にオーストリアとフランスが戦争状態に入り、ナポレオン軍がウイーンを占拠、ルドルフ大公が避難したことがあったようだ。ただ翌年の1月30日にはルドルフ大公はウイーンに戻り、これが作曲のきっかけになったようだ。チラシでは、第三楽章の再会について、「ffの力強い音型で始まる経過には祝砲や花火のような音が聞こえ、ベートーヴェンが楽しんで作曲している様子が想像できる。」と具体的に述べている。
杉山さんは、このベートーヴェン ソナタ連続演奏会で、ベートーヴェンの創作の神髄に迫ろうとしているような気がする。音楽家の意気込みが感じられた。