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2026/07/22

キンボー指揮 ザ・シンフォニカ 創立40周年記念 第80回定期演奏会

 日時:2026720日(月祝) 130開演、 本日関東も梅雨が明けたとのこと。したがって暑い。

場所:すみだトリフォニーホール 観客席数約1800席、ほぼ満席

演奏:指揮 キンボー・イシイ、演奏 ザ・シンフォニカ

曲目:イベール:「寄港地」、 ドビュッシー:交響詩「海」

    ツエムリンスキー:交響詩「人魚姫」

   夏らしく、海にちなんだ曲ばかりとなっている。しかも情景が浮かぶような曲ばかりだ。あとでキンボーさんに聞いたら、選曲は皆で行ったとのこと。したがって難しい曲も含まれていて、大丈夫かともおもった 。多分ドビュッシーの曲と思われる。また音のバランスも気になったようで、キンボーは前半の曲は少し大きめだったので、後半は少し押さえ気味にしてほしいと指導したようだ。たしかに前半は迫力があった。

 イベール(18901962)とドビュッシー(18621918)はともにフランス人、ツエムリンスキー(18711942)はオーストリア人、クラシック音楽の歴史では比較的遅く、1900年前後に活躍を始めた人々だ。

 イベールの「寄港地」は、アービング著のアルハンブラ物語に出てくるような、なにかエキゾチックな感じ、日本人から見ると中近東風の雰囲気を醸し出している。ドビュッシーの交響詩「海」は風景を醸し出すような音楽で、光り輝く海、や繰り返し現れる波や風などが、多分表現されている。三曲目のツエムリンスキーの交響詩「人魚姫」はアンデルセン童話の人魚姫をテーマに作曲されたようで、人魚姫が一目で王子に恋をして、最期は悲劇に終わるのですが、それに作曲をしたので、本来は曲には物語が存在している。これはオペラではないが、オペラにもできそうな曲だ。人魚姫が王子に恋をするような話は、ドヴォルザークの歌劇ルサルカにもある。ルサルカは水の精で、やはり王子に恋をして接吻をしたとたに、お互いに水に沈んでしまう。多分これも悲劇だ。

 すみだトリフォニーホールの音響は、観客にとってはいい響きと感じたが、舞台側の天井が高く、舞台での演奏音相互で、聞こえるかどうかが気になった。舞台がはねた後に、楽屋に訪ねた時に、舞台にのってみた。舞台では椅子などを運び出しているところだったが、そこで出している衝撃音が天井に跳ね返ってくるのが結構遅く聞こえる。サントリーホールの場合の様に舞台天井に音の反射用の照明が、いくつか吊り下げられているが、このような役目を果たす装置が見当たらない。そのことで、演奏者相互の音のバランスや強弱が調整しにくいという可能性もあるかもしれない。

写真:公演が始まる前のホール、舞台の天井が高く、吊り下げ反射材などなく、舞台への帰りの音は、天井から反射音が遅れて帰ってくる。

写真:公演の後、指揮者キンボーさんのお母さんミエンさんの同級生の中野さんとその後輩と楽屋に伺った。写真は次に出演のオペラ歌手がとってくれた。貴重な一枚。