2030/01/01
2026/01/28
歌劇 ルサルカ を観劇して
日時:2026年1月25日(日) 16時~19時、※24日(土)にも別のメンバーで、歌劇ルサルカがあった。
場所:豊洲シビックセンターホール 300席収容、このホールは高層ビルの5階にあり、2面は大きな窓となっていて、壁の中の仕切りをあけると、1面にはレインボーブリッジが見える景色の良いところだ。今回の公演時は舞台は幕設備で覆われていて、オペラに備えていて、また壁内部に遮蔽板があり、外部は見えない状態になっている。また内側の側壁は、ガラス面も板の面も屏風折れになっている。天井も仕上げの部分は可動の板のような気がする。多分調節ができる。舞台の高さは50cm程度であるが、観客席はかなりの勾配があって舞台がよく見える。今までの劇場とは違いさまざまな、大胆な工夫があり、デザイン的にも力強い。
写真:新建築のデータからホールの断面を見たところ
公演内容:歌劇ルサルカは3幕あり、幕間入れて約1時間となっている。あらすじは、水の妖精ルサルカが、狩に来た王子に恋をして、魔女に人間にしてもらう。ただしその条件として、声を失い、もし別れた時にはその王子と水の底に沈むという呪いをかけられる。その条件を飲んで、ある時、王子が湖に来て、ルサルカを見つけ、城に連れて帰り、結婚の宴が計画された。しかしルサルカは話ができず触ると冷たいということから、次第に遠ざけられ、隣の国の王女に心を引かれ始める。結局ルサルカは身を引き、湖に帰ってしまう。しかしルサルカへの思いを断ち切れず、湖に来てルサルカと会い、接吻によって湖の底に沈んでしまう、という悲しい恋の物語である。声を失っても表現の仕方はある、こんな結末は変だ、こんなはずはないと感じたが、もう少し引いて考えると、美しい豊かな大自然と愚かな人間との関係と考えるとなるほどと思えるようになってきた。この最後のシーンの後、年老いた水の精ワッサーマンが、ルサルカを抱きかかえて、連れて帰るところがある。これがなかなか私には理解ができず、最期まで王子と一緒にさせておけばいいのにと思ったのだが、この最後のシーンで、元の水の精に戻ったのだろう。これが豊かな大自然というものだと言うことだろう。さらにルサルカが、結婚をあきらめ、湖に戻って、魔女にあって、水の精に戻りたいとうと、王子をこの短剣で刺し、その血があれば、水の精に戻してあげると。ルサルカは王子への思いを捨てきれず、その短剣を捨ててしまう。結局人間への思いがあり、愚かな人間にも共感している。切ない恋の物語と読める。美しい豊かな自然と愚かな、しかし愛しい人間がテーマとなっているので、少し影響を受けているのはダーウインの進化論かもしれない。ダーウインが進化論を唱えたのは1850年、ドヴォルザークは1841~1904の人だが、歌劇ルサルカの作曲は1900年、初演は1901年、ダーウインの種の起源の後になり、影響を受けている可能性がある。
またこの大自然をテーマにしているのは、現在の世の中で、地球温暖化が影響し、愚かな人間の活動が地球環境に大きく影響を与えていることがわかり、対応が求められている状態である。この歌劇ルサルカもその観点からも注目されてくるのはよく理解できる。
歌劇ルサルカはチェコ語で、日本では上演回数が少ないようだ。歌手たちはチェコ語で歌い、日本語の翻訳が後壁に映写される。歌手たちの声は、素晴らしい声だった。ルサルカを演じている根津さん、魔女を演じている末広さん、王子を演じている濱田さん、外国の王女を演じている鳥居さん、ワッサーマンを演じている追分さん、それぞれ力強く、素晴らしかった。ドヴォルザークはチェコで生まれたようだが、作詞家はどなただろう。結局チェコ語で書かれたようだが、歌手たちはチェコ語を苦労して覚えたようだ。ただこのテーマは大自然なので、今後大きく影響すると思う。
写真:オペラが始まる前に撮影した。劇場周囲が撮影できなかった。
2026/01/25
清水 寧 編著 「建築におけるスピーチプライバシー」 という本を読んだ感想
この本は清水 寧さん本人から2025年12月5日に直接いただいた。日本音響学会編 音響テクノロジーシリーズ28 とある。本は共同執筆で、清水寧(元東京工業大学連繋教授)、佐藤逸人(神戸大学准教授)、李 孝珍(東京大学特任教授を経て、現在Fire Insurers Laboratories of Korea)、羽入敏樹(日本大学教授)、山川高史(ヤマハ)、星和磨(日本大学教授) 藤原舞(ヤマハ)からなっている。
このスピーチプライバシーという用語はWilliam J. Cavanaughを中心としたグループが1960年代に始めたようだ。音響的な不満はそれまで原因と考えられてきた暗騒音や遮音性能だけでは会説明ができず、隣接する空間から侵入する会話の明瞭性という主観的な印象も関係があるとことがわかってきた。今まで室内音響でテーマになってきた「会話の了解度を高めることが必要な情報伝達性能」とは逆の「会話の了解度を低下させ、情報を伝達させない非情報伝達性能」という視点での研究が必要になってきた。
スピーチプライバシーについては、音響的な技術としては比較的新しく、現在進行形のこともたくさんあるとのことだが、現実に社会で機能しはじめ、現実の中で展開し始めた感じがよく分かった。多分ここでは書いていないが、事務所のスピーチプライバシーに関する音響技術についてもより進んでいると思われる。またレストランや喫茶店など、また学校や保育園なども関係がありそうだ。
2026/01/10
市民がつくる山下ふ頭の未来検討会に付属した「提案者と専門家が市民提案を練り上げる会合」に参加した。横浜船劇場についての話はなかった。現代の芝居小屋である横浜船劇場を山下埠頭に係留できたらいいのだが。
日時:2026年1月6日(火) 午後3時~5時
会場:横浜市健康福祉総合センター904号室 定員30名 桜木町駅前にある。
昨年12月6日に市民から7つの提案をいただき、それを公表した。
1. 大学を軸とした文化公園の形成
2. オアシス・横濱
3. 緑と海辺に触れ合う場に
4. 環境再生型循環社会の創出とアートを中心とした想像社会へ
5. 18区と多文化つなぐ平和の広場 6. 海から見た提案
7. モビリティハブからカーフリーゾーンを
以下はその時の私のブログを示す。
(http://yab-onkyo.blogspot.com/2025/12/blog-post_20.html)
横浜船劇場を所有しているのは、横浜ボートシアターで、かつては遠藤啄郎が率いてきていたが、今は吉岡紗矢が後をついている。現在横浜ボートシアターは、小栗判官・照手姫で、仮面劇を演じている。仮面劇は、能や狂言、そのほかイタリアのコメヂアデラルテが有名であるが、役者が仮面のおかげで、仮面本人に変身しやすい。少ない人数で、仮面を用いることで多くの人に変身できる。また遠藤啄郎さんがいた時には、音楽はガムランのような、たんたんとした音楽だったが、今は松本さんが音楽を率いていて、ガムランにジャズのリズムが追加された勢いのある感じになっている。
さらに実際にはこの船劇場では、ジャズなのどの音楽や映画や討論会も行っている。劇場としての用途は様々考えられるが、とにかくこの船劇場に簡単にはいけない。山下埠頭は市の土地である。言い換えれば市民の土地ともいえる。この一角にこの船劇場を係留できたら、だれでも行けるようになり、素晴らしいことに感じる。横浜船劇場は現代の芝居小屋である。
写真:映画会の時の船劇場の情景
2026/01/06
都築太鼓2026.01.04 たまプラーザ東急百貨店ロビー
日時:2026年1月4日(日)3:00~3:30
場所:たまプラーザ東急デパートの1階ロビー
http://yab-onkyo.blogspot.com/2025/06/36.html
この横浜都築太鼓は今年40周年のコンサートを5月30日(土)に青葉公会堂で行うと。この都築太鼓は、ノリがあって、お囃子の太鼓とは違う、佐渡の鬼太鼓座(おおでこざ)の流れを汲んでいるような音だ。よく40年も続いたもんだ。何か長く続いた理由がありそうだ。とにかくノリがいいし、お囃子の曲よりリズミカルな気がする。
2025/12/31
船劇場にて ポール・ボウルズ 狭間における魔術研究会を聴いて、見ての感想
日時:2025年12月27日(土)3:00より約1時間
場所:船劇場
演目:1.ポール・ボウルズからの手紙 岡屋幸子、2.魔物について 奥本聡、
3.ハイエナについて 増田美穂、霧島日登美
音楽:松本利洋、演出:吉岡紗矢 主催:横濱ボートシアター
最初はポール・ボウルズからの手紙というテーマを、岡屋幸子さんが朗読した。帽子をかぶり、白衣を着て、少し正面から見て逆くの字に曲がって朗読していた。おそらく地球環境のごみ問題に収斂していくような感じだった。
次は、魔物についてというテーマを奥本聡さんに、白衣を着た博士の人形に語らせていた。しかし人形にたいして次第に荒っぽい扱いになっていった。
最期はハイエナについてというテーマで、増田美穂さんと桐山日登美さんに、それぞれ仮面をつけて、増田さんは多分コウノトリを、桐山さんはハイエナを演じていた。仮面をつけていたせいもあり、よく理解できた。ハイエナは、コウノトリと親しく話をして、意図的に夕暮れが来るのを待つ。するとコウノトリは暗くなった山に激突して、結局ハイエナの餌食になってしまう。なかなか一筋縄ではいかない。
ポール・ボウルズはイソップの話みたいに、なかなかまともに受け取ってはいけない。おそらく遠藤さんが気に入って選んだ戯曲だと思う。気になった。
写真:観劇のあと、横浜ボートシアターから来たメールにあった写真
2025/12/20
山下ふ頭の未来検討会 に参加した.。船劇場の行方が気になる。
日時:2025年12月6日(土) 2:00~5:00
場所:横濱情報文化センター6階ホール(可動階段席)
主催:市民がつくる山下ふ頭の未来検討会実行委員会
プログラムとして、以下の内容があった。
市民の提案の発表
1.
大学を軸とした文化公園の形成
2.
オアシス・横濱
3.
緑と海辺に触れ合う場に
4.
環境再生型循環社会の創出とアートを中心とした想像社会へ
5.
18区と多文化つなぐ平和の広場
6.
海から見た提案
7.
モビリティハブからカーフリーゾーンを
専門家によるコメント:北山恒氏、角野渉氏、大方潤一郎氏、菅孝能氏、
その他 メッセージとして金井氏(東京大学法学部)、中村氏(JT生命誌)、幸田氏(神奈川大学王学部)
この山下埠頭は広さが47Haもあり、山下公園の10倍の広さがあるようだ。このかなりの広さの面積をほとんどが公園としていて、更にそこに、大学を誘致したり、図書館にしたり、車の駐車場を整備したり、路面電車を走らせたりといろいろ案があった。ただいずれの案も主は公園で、事務所ビル群や遊園地のようなものではない。アーキテクチュア―・ワークショップを主催している北山恒氏も専門家として参加していたが、横浜市の沿海部都市計画に参画した経験から、横浜市が市民の意見を聴くような体制になっていないことを述べていた。どうも横浜市役所の提案は収益を上げることができる、みなとみらいの様な集合住宅群や事務所郡や、テーマパークではないかと思われる。
山下埠頭の場所で、音や映像でアートが実感できるイベント(THE MOVEUM YOKOHAMA)が12月20日(本日)から来年3月末まで開催されると新聞に出ていた。開催には、山中市長やトヨタグループの豊田章男氏や、作曲家の都倉俊一氏らが出席するようだ。いよいよ横浜市も山下埠頭をスケジュールに載せ始めた。このイベントは多くの人に山下埠頭を知らせるいい機会ではあるが、市民の考えを取り入れようとする考えは見当たらない。また12月20日には山下埠頭の再開発市民の検討会も終了したとのこと。新聞には様々な意見が聞かれたようだが、来年度中に事業者を選定することを目指いしているとのこと。いよいよ市民運動も正念場だ。