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2030/01/01

News

20220831 ワイエービー建築音響設計は8月末をもってクローズ致しました

2026/02/25

ウクライナ孤児支援チャリティコンサート

 日時:2026223(月祝) 200より300まで

場所:田園江田教会、在席人数200名ほど

主催:日本ウクライナ芸術協会

出演:ヴァイオリン澤田智恵、ピアノ平井敬子、ジャズピアノ溝口直人(牧師)、ウクライナ日本芸術合唱団(10名ほど)

曲名はまず4つの季節の曲を、春はヴィヴァルディの春、つぎに夏のマンシーニの愛のテーマ(ひまわり)、映画の舞台となったウクライナで、しみじみとしたいい曲だった。さらに冬のバッハのシャコンヌは、素晴らしいい演奏だった。澤田さんはしばらくの間に、相当堂々とした感じになっていた。これも涙が出そうだった。秋は神父さんの溝口さんのジャズの枯葉、これも頑張った。

朗読:ナタリアの詩「最も素晴らしい贈り物」、車間由美子さんが日本語に訳していた。

合唱 ルイセンコ「ウクライナへの祈り」

最期はブルッフ ヴァイオリン協奏曲第一番より第三楽章 これも素晴らしかった

しばらくアンコールの拍手が鳴りやまなかった。

 朗読も合唱もウクライナの戦地から避難してきた人たちだったので、切実感が漂ってきていた。帰りに入口で皆さんは並んで、寄付を集めていたので、頑張ってくださいと伝えた。

 この教会の天井は、岩綿吸音板で仕上がっているので、説教の時には声の明瞭性が得られるが、音楽、特にヴァイオリンの音楽にはもう少し音の反射性が好ましい。ただ演奏は素晴らしかった。

 ウクライナ孤児支援コンサートが202524日にも同じ場所であった。そのブログも以下に示す。ウクライナーロシアの戦争は4年も続いている。北朝鮮もロシア側に参戦しているようだ。アメリカのトランプ大統領もロシア側に味方するような発言が多い。いつ終わるのか気になるところだ。ただ澤田さんのこのような活動がそのうちきっと実を結ぶに違いない。

http://yab-onkyo.blogspot.com/2025/02/blog-post_26.html




                                   写真:コンサートが終わって、観客が退席後に撮影


                                    写真:天井は岩綿吸音板で仕上がっている


2026/02/24

Jazz me Dance スイング時代のエンターテイメント THE STOMPERSの演奏・ダンスを見て聴いて踊って

 日時:2026222日(日)230分開園、430分ごろ終演

場所:都築公会堂 多分300席ぐらいだが、客席前部の平坦な部分の半分をダンスの踊り場としている・

出演は The Stompersで、主のサックスは中村誠一、歌手は紗理、メインのダンスはすけさん、ぐっさん、ダンス:Tokyo Lindy Hop Academy

Jazz Me Dance とはジャズは私を踊らさせたくなるようにわくわくさせるような意味だと思うが、このプログラムでは8番目のミニダンスレッスンで、多分すけさんの指導で、観客が椅子から立ち上がって、チャールストンの基礎を、生バンドをバックに踊るという体験をさせられた。私は脳梗塞の後、まともに歩くことは難しく、ダンスなんてとんでもないと思いながらも、手を椅子につかんでステップを踏んでみた。たしかにJazz Me Danceのごとく踊りたくなるようなリズムだ。このチャールトンが生まれたは1920~30年、ニューヨークに超高層ビルが建ち始めた時と重なっている。少しワクワクしている感じ。しかしこのわくわくした感じは歴史的には長くは続いていかない。第二次世界大戦が待ち受けているからだが、今のこの時代のことも、心していないといけない。ウクライナ―ロシア、パレスチナ―イスラエル、アメリカ―ベネズエラ、イランの内紛、世界中で戦争状態がある。今後の展開が気になる。ただこのような観客を巻き込んで、上演する方法は舞台と観客を一体化させるいい方法に思われる。ダンスフロアもプロだけでなく、次第に観客も参加するようになっていた。

 都築公会堂はリニューアルオープンしたばかりだそうだ。舞台は幕設備で演奏していた。これが多分可動音響反射板装置だと音が響き過ぎるように思う。ちょうどいい感じだった。







                                    写真:幕間に撮影、左下の空間はダンスフロア





2026/02/21

市民がつくる山下埠頭の未来・提案発表の集いにONLINEで参加した

 日時:20262207時~8時半

場素:横浜市県境福祉総合センター、ただし私はONLINEで参加。

主催:「市民がつくる山下ふ頭未来検討会」 実行委員会 代表中村寛三

 中村さんから、三つの基本理念として、市民の共有地(コモンズ)、多文化共生社会+生態共生空間、市民参加などが挙げられた。横浜市に対し、山下埠頭の計画に市民も参加させろという要望をしている。

市民の各グループから5種類の提案があった。いずれも緑と海辺を提案している。山を作って木をはやし、山の中には施設が入る。海はクジラやイルカや魚が泳ぎ、人が海水浴をする。図書館を中央につくる。路面電車LRTの人を運ぶ手段を作る。いずれも公園を軸にした提案になっている。

専門家からは角野氏、菅氏、大方氏、幸田氏、また北山氏から連帯のあいさつがあった。角野氏は海の水を分析するとかなりきれいになってきている。クジラやイルカも来ているようだ。市民の各案もかなり似たような提案になっている。北山氏は、市の山下埠頭再開発検討委員の経験から、横浜市はこの3月までに計画の方向性をたて、4月からその実行に移す計画で、この土地の利益誘導型を業者の計画を取り込んで、計画の中心にして、市民の参画については相当厳しく考える必要があると言っていた。

ところで2024年春に市民側から発表された「山下ふ頭に〇〇があったらイイナ」 というプロジェクトはどうなってしまったのだろう。その中には船劇場も検討の中に入っていたのだが、今回の計画の中にははいっていなかった。ただし船劇場も事務所ビルが立ち並ぶ事業地やテーマパークのような計画の中には、相応しくないし、やはり今回の市民があげた計画のような公園の中に存在することが好ましいと感じる。船劇場は現代の艀の芝居小屋だから、市民みんなが立ち寄れる場所がふさわしい。





2026/02/09

艀が舞台のアニメーションを艀で見る 『Blue Eyes in HARBOR TALE』

 日時:202627日(土)630745 曇り時々雪

場所:横濱船劇場、満席

主催者:伊藤有壱氏 (本アニメーションの作成者で、現東京芸術大学映像研究家専攻授、五大路子(女優)、客席には写真家の森日出夫さんがいらした。その他にも名前の知られた人がいた。その他技術的なことを横浜ボートシアターの3名が手伝っていた。

アニメーション:上映は、1作目はハーバーテイル、2作目はブルーアイズ in ハーバーテイルで、いずれも横浜を舞台にしたアニメーションである。とくに2作目のブルーアイズ in ハーバーテイルは、五大路子演じる艀に住む老婆が大事にしている青い目の人形の話だ。

主人公は、レンガ造の建物の角から逃げ出したレンガで、自ら歩いたり、カモメがその煉瓦をもって飛び回ったりして、ある時木造の艀にたどり着く。そこに白髪の老婆が、青い目の人形と遊ぶ姿がある。ほのぼのした内容だ。しかも横浜の様々な見どころ、いいところを場面にしていた。しかも作者の伊藤さんが、艀のテーマの映画を艀の中で上映できたと言っていた。

また最後に伊藤さん、五大さんとのトークショウで、五大さんが横浜はいいところだと言っていた。何となくすべてが身近に感じられるところかもしれない。それを現代の艀の芝居小屋で、上映できたことも素晴らしいことだと思う。当日は時折雪が舞うひどく寒い日であったが、海の上の船劇場は満席だった。次第に船劇場が多くの人に知れ渡ってきたように感じた。

 

                 写真:上映が始まる前の船劇場の状態




2026/01/28

歌劇 ルサルカ を観劇して

 日時:2026125日(日) 16時~19時、※24日(土)にも別のメンバーで、歌劇ルサルカがあった。

場所:豊洲シビックセンターホール 300席収容、このホールは高層ビルの5階にあり、2面は大きな窓となっていて、壁の中の仕切りをあけると、1面にはレインボーブリッジが見える景色の良いところだ。今回の公演時は舞台は幕設備で覆われていて、オペラに備えていて、また壁内部に遮蔽板があり、外部は見えない状態になっている。また内側の側壁は、ガラス面も板の面も屏風折れになっている。天井も仕上げの部分は可動の板のような気がする。多分調節ができる。舞台の高さは50cm程度であるが、観客席はかなりの勾配があって舞台がよく見える。今までの劇場とは違いさまざまな、大胆な工夫があり、デザイン的にも力強い。

          写真:豊洲シビックセンターホールのホームページより

            写真:新建築のデータからホールの断面を見たところ

公演内容:歌劇ルサルカは3幕あり、幕間入れて約1時間となっている。あらすじは、水の妖精ルサルカが、狩に来た王子に恋をして、魔女に人間にしてもらう。ただしその条件として、声を失い、もし別れた時にはその王子と水の底に沈むという呪いをかけられる。その条件を飲んで、ある時、王子が湖に来て、ルサルカを見つけ、城に連れて帰り、結婚の宴が計画された。しかしルサルカは話ができず触ると冷たいということから、次第に遠ざけられ、隣の国の王女に心を引かれ始める。結局ルサルカは身を引き、湖に帰ってしまう。しかしルサルカへの思いを断ち切れず、湖に来てルサルカと会い、接吻によって湖の底に沈んでしまう、という悲しい恋の物語である。声を失っても表現の仕方はある、こんな結末は変だ、こんなはずはないと感じたが、もう少し引いて考えると、美しい豊かな大自然と愚かな人間との関係と考えるとなるほどと思えるようになってきた。この最後のシーンの後、年老いた水の精ワッサーマンが、ルサルカを抱きかかえて、連れて帰るところがある。これがなかなか私には理解ができず、最期まで王子と一緒にさせておけばいいのにと思ったのだが、この最後のシーンで、元の水の精に戻ったのだろう。これが豊かな大自然というものだと言うことだろう。さらにルサルカが、結婚をあきらめ、湖に戻って、魔女にあって、水の精に戻りたいとうと、王子をこの短剣で刺し、その血があれば、水の精に戻してあげると。ルサルカは王子への思いを捨てきれず、その短剣を捨ててしまう。結局人間への思いがあり、愚かな人間にも共感している。切ない恋の物語と読める。美しい豊かな自然と愚かな、しかし愛しい人間がテーマとなっているので、少し影響を受けているのはダーウインの進化論かもしれない。ダーウインが進化論を唱えたのは1850年、ドヴォルザークは18411904の人だが、歌劇ルサルカの作曲は1900年、初演は1901年、ダーウインの種の起源の後になり、影響を受けている可能性がある。

またこの大自然をテーマにしているのは、現在の世の中で、地球温暖化が影響し、愚かな人間の活動が地球環境に大きく影響を与えていることがわかり、対応が求められている状態である。この歌劇ルサルカもその観点からも注目されてくるのはよく理解できる。

歌劇ルサルカはチェコ語で、日本では上演回数が少ないようだ。歌手たちはチェコ語で歌い、日本語の翻訳が後壁に映写される。歌手たちの声は、素晴らしい声だった。ルサルカを演じている根津さん、魔女を演じている末広さん、王子を演じている濱田さん、外国の王女を演じている鳥居さん、ワッサーマンを演じている追分さん、それぞれ力強く、素晴らしかった。ドヴォルザークはチェコで生まれたようだが、作詞家はどなただろう。結局チェコ語で書かれたようだが、歌手たちはチェコ語を苦労して覚えたようだ。ただこのテーマは大自然なので、今後大きく影響すると思う。

 オーケストラは1520名で、舞台の上で、舞台上手側の3分の1程度のところに、壁に囲まれて存在している。オペラとしては珍しい形だ。オペラの場合には多くの場合には、演奏者はオーケストラピットの中にいて俳優と分離されている。せっかく舞台の上にいるのだから、もう少し俳優と一体化する位置もあったかもしれないが、このような試みはいいことだと思う。



           写真:オペラが始まる前に撮影した。劇場周囲が撮影できなかった。


2026/01/25

清水 寧 編著 「建築におけるスピーチプライバシー」 という本を読んだ感想

 この本は清水 寧さん本人から2025125日に直接いただいた。日本音響学会編 音響テクノロジーシリーズ28 とある。本は共同執筆で、清水寧(元東京工業大学連繋教授)、佐藤逸人(神戸大学准教授)、李 孝珍(東京大学特任教授を経て、現在Fire Insurers Laboratories o Korea)、羽入敏樹(日本大学教授)、山川高史(ヤマハ)、星和磨(日本大学教授) 藤原舞(ヤマハ)からなっている。

 清水さんが書いたまえがきには、個人情報の保護やオフィスの生産性向上から個人情報の漏洩や周囲の会話が業務を侵害するなどの評価に関する研究が進んできている。これらの問題をスピ-チプライバシーと呼ぶようになってきている。

このスピーチプライバシーという用語はWilliam J. Cavanaughを中心としたグループが1960年代に始めたようだ。音響的な不満はそれまで原因と考えられてきた暗騒音や遮音性能だけでは会説明ができず、隣接する空間から侵入する会話の明瞭性という主観的な印象も関係があるとことがわかってきた。今まで室内音響でテーマになってきた「会話の了解度を高めることが必要な情報伝達性能」とは逆の「会話の了解度を低下させ、情報を伝達させない非情報伝達性能」という視点での研究が必要になってきた。

 この本について、最近清水さんと会って、話す機会があった。私は約4年前に脳梗塞を患って以来、病院や薬局に行くことが多く、清水さんと会ってから、1か月に一回行く緑十字クリニックに行ってて、血液検査結果などを話した後、この本を松下 訓先生にみせたころ、実は最近この病院を改修した理由は、診察時の話声を遮蔽するために、いくつかの診察室や検査室などを個室にし、待合室には受付の話声を他の人に聞かれないように、テレビを2台置き、一台は一般のテレビ番組を、もう一方は病気の解説などをし、マスキングを行っているとのこと。そういえば薬局の受付等のカウンターや待合室にも様々なテレビが壁にあり、受付の話声をマスキングするよう気を使っている。

スピーチプライバシーについては、音響的な技術としては比較的新しく、現在進行形のこともたくさんあるとのことだが、現実に社会で機能しはじめ、現実の中で展開し始めた感じがよく分かった。多分ここでは書いていないが、事務所のスピーチプライバシーに関する音響技術についてもより進んでいると思われる。またレストランや喫茶店など、また学校や保育園なども関係がありそうだ。

 音響技術は室内音響だけでなく、超音波の領域で、医療や漁業、更にはAcoustic Emissionのように、飛行機の脆性破壊や建物や地盤の地震時の発生を初期に予測することができる技術など分野が次第に広がってきていると感じる。