浅野太鼓が出版する太鼓専門誌『たいころじい』に掲載していただきました。
『たいころじい』は25年間続いた雑誌ですが、今回の42巻をもって最終巻になってしまいます。その最終刊に、名誉にも書かせていただきました。タイトルは「アメリカ・トーランス市にて和太鼓スタジオの音響設計顛末記」です。浅野太鼓USの和太鼓スタジオの音響設計の内容を、かなり具体的に仕様を含めて書いています。今後、ますます和太鼓が世界で使われるようにと願って書きました。
その他、最終刊特別企画として、「戦後日本に穿たれた太鼓文化の足跡をたどる」という主題に対して、西角井正大氏の「太鼓徒然小草道草」と永六輔氏へのインタヴューで「太鼓文化のエポックメーキングとなった「佐渡の國鬼太鼓座」創設のいきさつとその後」という記事がありました。西角井氏の文章の中で、平成13年(2001)に田中誠一氏がアメリカにおける「日本太鼓」普及の功績が高く評価され、アメリカの国家芸術褒賞を受賞したと書かれています。私も田中さんに直接お会いしてこのことをお伺いしました。しかしこの記事によれば、日本の官もメディアもこの受賞に対し、何の反応も示さなかったとのことです。全米でたった13名しか受賞していないにもかかわらずで、非常に残念に思います。
永六輔氏のインタヴューでは、佐渡の鬼太鼓座の創設の時のことが書かれています。特に職人の仕事を大事にしようということの運動体として発足したそうで、これも内容が奥深いものです。
続きはぜひ購読してご覧いただければと思います。よろしくお願いします。
2014/02/13
2013/11/01
建築音響研究会で『Helmholtz共鳴器を有する高性能乾式遮音二重床の開発 -2質点系理論と実大実験の比較-』と題しての発表
10月29日(火)午後に、日本大学で日本音響学会の建築音響研究会が開かれ、共同研究者で神奈川大学の安田先生が上記テーマで発表いたしました。4月22日(月)には『Helmholtz共鳴器を有する高性能乾式遮音二重床の開発--2質点系モデルに基づく検討-』と題して主に理論構築に関して報告していますが、今回はその理論が、スラブ厚180mmの実験室ならびにスラブ厚110mmのストック住宅での実測値と比較して、理論のパラメーター、例えば共鳴管の数や空洞部の大きさの変化などを変化させた場合と実際の測定結果の変化が良く対応しているとの報告をしています。
発表後の質問はかなり具体的で、敷居との間の納まりは図で分かるが、コンクリート壁との間はどうなっているか、また重量床衝撃音のボールはわかったが軽量床衝撃音ではどうだったか、また室すべてが同じ大きさのユニットでできているかなどがありました。次第に興味を持たれていると感じられるようになっています。
今回の建築音響研究会の参加者はいつもより多く(もちろん我々の発表のせいだけではありませんが)、大教室が一杯になっていて補助の椅子も置かれていました。
他の方の発表のテーマを以下に示します。いずれも興味深い内容でした。
・界壁と音響起振機を利用した面音源型のマスキングシステムの検討―オフィス会議室への適用―
・断熱折返しによる遮音欠損改善方法の検討
・木造大スパン構造床を対象とした重量床衝撃音に関する検討
・コンクリート壁の二重壁仕上げにおける遮音性能実験事例と低域共鳴透過現象の分析
発表後の質問はかなり具体的で、敷居との間の納まりは図で分かるが、コンクリート壁との間はどうなっているか、また重量床衝撃音のボールはわかったが軽量床衝撃音ではどうだったか、また室すべてが同じ大きさのユニットでできているかなどがありました。次第に興味を持たれていると感じられるようになっています。
今回の建築音響研究会の参加者はいつもより多く(もちろん我々の発表のせいだけではありませんが)、大教室が一杯になっていて補助の椅子も置かれていました。
他の方の発表のテーマを以下に示します。いずれも興味深い内容でした。
・界壁と音響起振機を利用した面音源型のマスキングシステムの検討―オフィス会議室への適用―
・断熱折返しによる遮音欠損改善方法の検討
・木造大スパン構造床を対象とした重量床衝撃音に関する検討
・コンクリート壁の二重壁仕上げにおける遮音性能実験事例と低域共鳴透過現象の分析
2013/09/24
横浜ボートシアター、第10回横浜カーフリーデーのパレードに参加
8/22日曜日の昼過ぎに、横浜でカーフリーデーパレードがあり、横浜ボートシアターのグループ30名ほどで参加してきました。横浜公園から象の鼻公園まで、歩行者天国にした日本大通りを練り歩きました。
横浜ボートシアターは、「第七金星丸」(鋼鉄製の艀)を拠点に活動している劇団で、横浜文化賞受賞経験もあります。この日は、普段舞台で使用している仮面をつけての参加です。
横浜市消防局の吹奏楽団を先頭に、バトンガールや一輪車で踊る人たち、フラダンスのグループなどの後に、我々の仮面パレードがありました。
かわいい象や馬など動物の仮面は子供たちに大人気でしたが、私は小悪魔の仮面でしたので、子供たちからの評判はいまいちでした。
我々の後に、パレード最後尾の騎馬隊が続いていました。
たくさんの沿道のお客さんに、特に子供たちに感謝です。
パレードの様子はこちらからご覧いただけます。
横浜ボートシアターは、「第七金星丸」(鋼鉄製の艀)を拠点に活動している劇団で、横浜文化賞受賞経験もあります。この日は、普段舞台で使用している仮面をつけての参加です。
横浜市消防局の吹奏楽団を先頭に、バトンガールや一輪車で踊る人たち、フラダンスのグループなどの後に、我々の仮面パレードがありました。
かわいい象や馬など動物の仮面は子供たちに大人気でしたが、私は小悪魔の仮面でしたので、子供たちからの評判はいまいちでした。
我々の後に、パレード最後尾の騎馬隊が続いていました。
たくさんの沿道のお客さんに、特に子供たちに感謝です。
パレードの様子はこちらからご覧いただけます。
2013/09/04
2013年建築学会北海道大会で発表しました
8/31、気温32度の横浜を出発、千歳空港に到着すると22度で、背広が苦にならない。とても気持ちが良いが小雨降っており、傘を忘れたことに気がつく。
今年の建築学会大会は札幌の北海道大学で、8月30日(金)から9月1日(日)まで開かれ、私は9/1午後、3編の論文発表に参加しました。
一つは『高性能遮音二重床の開発その4 築40年を超える団地での測定結果』と題して 堀内氏発表、二つ目は『Helmholtz共鳴器を有する高性能遮音二重床の開発 その1 2質点系モデルに基づく検討』と題して、神奈川大学安田先生発表、三つ目は『Helmholtz共鳴器を有する高性能遮音二重床の開発 その2 2質点系モデルと実測との比較』を私が発表いたしました。
昨年の建築学会では、ヘルムホルツ共鳴器を有する二重床の開発結果を発表しましたが、このタイプのものを施工性やコストの低減を目標にユニット化して、スラブの薄いストック住宅の床改修に適用し、バングマシンで低減量をL数で-10実現したことを発表しました。またこの床が、なぜ床衝撃音を低減できるのかを、床および床下に開けた孔の頸部の空気の質量と、床下空気層およびヘルムホルツ空洞部の空気のばねなどで2質点系モデルを構築し、空洞部の大きさの効果や、穴の数の変化、床下空気層の厚みの効果、防振ゴムの影響などを解析したものです。
三つ目は、2質点系モデルの振動伝達率と、床衝撃音の低減効果、およびスラブの振動応答の低減効果を比較して、理論と実際がよく対応していることを示したものです。
今年の発表に対しては理論的な展開もあるために、信用度が深まったせいか、温かな、好意的な質問が多かったと感じました。
前日の8/31の午後は、パネルディスカッション『マンション再生の可能性と限界-建築社会システムはどう再編すべきか-』を聞きました。
昭和40年代に建設されたストックRC集合住宅は100万戸ほどあると言われ、建て替える方法もありますが、それより躯体を生かして改修し機能を再生する方法が、持続可能な社会をつくる上で必要と思われます。
床衝撃音などの居住性能以外に、居住者に高齢者が多くなってきたことでバリアフリー化、設備の更新などの基本的な機能の更新、構造的な耐震性の向上などのほかに改修工事の静音化などの工法、さらに団地再生のための法律上の制度の整備などが必要のようです。現代の大きな課題です。
今年の建築学会大会は札幌の北海道大学で、8月30日(金)から9月1日(日)まで開かれ、私は9/1午後、3編の論文発表に参加しました。
一つは『高性能遮音二重床の開発その4 築40年を超える団地での測定結果』と題して 堀内氏発表、二つ目は『Helmholtz共鳴器を有する高性能遮音二重床の開発 その1 2質点系モデルに基づく検討』と題して、神奈川大学安田先生発表、三つ目は『Helmholtz共鳴器を有する高性能遮音二重床の開発 その2 2質点系モデルと実測との比較』を私が発表いたしました。
昨年の建築学会では、ヘルムホルツ共鳴器を有する二重床の開発結果を発表しましたが、このタイプのものを施工性やコストの低減を目標にユニット化して、スラブの薄いストック住宅の床改修に適用し、バングマシンで低減量をL数で-10実現したことを発表しました。またこの床が、なぜ床衝撃音を低減できるのかを、床および床下に開けた孔の頸部の空気の質量と、床下空気層およびヘルムホルツ空洞部の空気のばねなどで2質点系モデルを構築し、空洞部の大きさの効果や、穴の数の変化、床下空気層の厚みの効果、防振ゴムの影響などを解析したものです。
三つ目は、2質点系モデルの振動伝達率と、床衝撃音の低減効果、およびスラブの振動応答の低減効果を比較して、理論と実際がよく対応していることを示したものです。
今年の発表に対しては理論的な展開もあるために、信用度が深まったせいか、温かな、好意的な質問が多かったと感じました。
前日の8/31の午後は、パネルディスカッション『マンション再生の可能性と限界-建築社会システムはどう再編すべきか-』を聞きました。
昭和40年代に建設されたストックRC集合住宅は100万戸ほどあると言われ、建て替える方法もありますが、それより躯体を生かして改修し機能を再生する方法が、持続可能な社会をつくる上で必要と思われます。
床衝撃音などの居住性能以外に、居住者に高齢者が多くなってきたことでバリアフリー化、設備の更新などの基本的な機能の更新、構造的な耐震性の向上などのほかに改修工事の静音化などの工法、さらに団地再生のための法律上の制度の整備などが必要のようです。現代の大きな課題です。
2013/08/19
ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ サマー・コンサート2013
8月4日(日)14:00、ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ サマー・コンサートが、新しく改装された東京芸術劇場コンサートホールで開かれ、行ってきました。
本コンサートのパンフレットの巻頭に、オーケストラ代表の小林裕一氏が書いています。
『キンボー先生がジュニア・フィルの役割を強く意識してくださっているのが、器楽の演奏家だけでなく、オーケストラの活動を様々な方面から支える人たちを育てること。』その効果か、観客は老若男女さまざまで、また10代の若い人もたくさんいらっしゃいます。それだけで会場が明るくなる気がします。
コンサート前半は、モーツアルト/歌劇「フィガロの結婚」、後半はラフマニノフ/「交響的舞曲」、前半は、演出 菅尾 友、指揮 川瀬賢太郎、清水醍輝、ドタバタ劇の筋をキンボー・イシイ=エトーがくだけた調子で説明して始まります。オーケストラを前と後ろに分け、その間にスペースを作り、歌手がそこで演技をします。大道具はないのですが、あるときは演奏者が壁をつくり、それを衣装部屋の壁に見立てます。
後半は、趣のまったく違うラフマニノフの「交響的舞曲」(1940年)で、指揮はキンボーさんです。
全編にわたって激しい感情と穏やかな感情が繰り返し現れます。穏やかな時はとても美しい旋律です。第一楽章には、激しい動きのある曲の後に木管のオーボエとクラリネットとオーケストラには珍しいアルトサックスの、まるで朝に小鳥が鳴き交うような、きれいな旋律が出てきます。アルトサックスの音は大変柔らかな丸みを帯びた音で、演奏が終わった後、キンボーさんは何度かサックス奏者を立たせて、拍手をしていました。
大きなスケールで、これぞ交響曲と言った感じの曲ですが、よくこの難しい曲を若い人たちが頑張ったと思います。また聴きたいと思いました。
演奏終了後、キンボーさんの楽屋に行き、挨拶して、ちょっと質問をしました。昔オペラ座にオーケストラピットがなかった時は、どこで演奏したのだろうかと聞きましたら、「きっと舞台の上だと思う。舞台の奥にオーケストラ(楽団)がいても演奏はできる」と仰っていました。
オーケストラピットの位置は、とても機能的な位置ではあるのですが、舞台と観客を分断してしまいます。1600年に作曲された現存する最古のオペラ「エウリディーチェ」から1637年のサンカシアーノ歌劇場までは、オーケストラ(楽団)が舞台の前に居たわけではありません。それから現在まで、紆余曲折はあるでしょうが、オーケストラピットが様々な工夫をもって発展してきています。
また、出雲阿国が1603年に北野天満宮で歌舞伎踊りを行って以来、歌舞伎は発展してきましたが、昨日(8/16)のテレビ(にっぽんの芸能「追憶 市川團十郎 中村勘三郎」)の解説者の説明では、花道は1733年の市村座の絵図に初めて出てくるようです。最初は能舞台のように花道はなく、花道の発明までに、約100年かかっているとのこと。この花道によって舞台と観客席が一体になれると説明されていました。この歌舞伎の観点から見るとオペラのオーケストラピットは違和感があります。ときどき歌手が観客席まででてきて歌うことを夢想してしまいます。
2013/08/08
ASANO TAIKO U.S. 和太鼓スタジオがロサンゼルス南のトーランス市にオープン
ロサンゼルスの南、トーランス市に和太鼓のスタジオがオープンしました。
浅野太鼓のブログより。
YABは、このスタジオの音響設計を担当させていただきました。オープンのイベントに合わせて私も渡米し、竣工直前に現場の確認および遮音の測定を行いました。
7月23日に現地到着、24日に大太鼓を使って遮音測定を行いました。遮音性能は問題なく安心しました。訴訟社会でもあるアメリカでは音の問題も非常に気をつかいます。
25日の午前は、神主による竣工式および夜はオープニングパーティがあり、26日はいよいよスタジオでの練習が始まります。ワークショップでは、鼓童の藤本吉利さんが指導して、20名が同時に大太鼓をたたく場面があります。この時が、ほぼ最大音圧が発生すると想定して、近隣に伝搬していないか再度チェックをしました。敷地境界周辺では全く太鼓の音は聞こえず、目標を達成することができました。本地域の騒音規制法の規制値は、日本の工業地域に相当し、衝撃音の場合には昼65dB、夜60dBと緩いのですが、隣接してホテルや事務所があり、道路を隔てて住宅街が広がっています。
ここで素晴らしい出会いもありました。
ホテルのフロントでペットボトルの水を買おうとしたところ、日系人の一団のチェックインにぶつかり、何十分も待たされることになりました。でも、待っている間にその団体の一人の気さくな男性と話はじめて、楽しく過ごすことができました。しかも、その方はなんとオープニングパーティの主賓、アメリカ太鼓連盟会長の田中誠一氏でした。
重要無形民俗文化財に認定されている方で、デーヴ・ブルーベックやデユークエリントンとテイクファイブやA列車を演奏し、またライジングサンという、ショーンコネリー主演の映画で太鼓を演奏したそうです。アメリカでの和太鼓のパイオニアです。
鼓童の藤本吉利さんは神がかった演奏をします。その奥様の容子さんの歌は、情感がこもっていて、太鼓をバックにした佐渡おけさは涙が出そうに素晴らしいものでした。
『石見の風』の今福優さん、堂本英里さん、末長愛さんの石見神楽は人々の健康や繁栄を祈願する楽しいものでした。また今福さんの太鼓は勢いがあり爽快なものです。
木村俊介さんは篠笛、津軽三味線、太鼓、何でも来いという感じで、『吉野の山』では、藤本容子さんの歌と合わせて篠笛の音色が、奈良時代か平安時代の華やいだ上品な雰囲気がよく出ていました。
その他、オープンパーティにいらした方は全米各地、サンフランシスコ、フロリダ、サンノゼ、ハワイから、またカナダ、イギリス、アルゼンチンなどからもいらしていました。人種も様々で、アジア系では、日系の人が多いのですが、韓国系や中国系の方もいらっしゃいました。
ワークショップのアトラクションで、表現の豊かさを競う太鼓のコンテストがあったのですが、我も我もと輪から中央に出てきて、踊りながら演奏していました。日系の人もアメリカ人と同じようにノリがよく、見ていて本当に楽しかったです。またリズムもジャズやロックやラップのような雰囲気があり、結構早打ちです。
様々な民族の人と同じ和太鼓をたたいているのを見ていると、平和の尊さを感じます。特に和太鼓の音色にはお寺の鐘のように唸りがあります。この唸りは天に我々の思いを届ける役割があると感じています。世界の平和を和太鼓で届けられればと思います。
またASANO DAIKO U.S. 社長の浅野勝二さん、奥様のジュリアさん、そのお兄さんのYuta Katoさん、そしてスタッフ皆様のご健康と、ご発展を祈念します。
浅野太鼓のブログより。
YABは、このスタジオの音響設計を担当させていただきました。オープンのイベントに合わせて私も渡米し、竣工直前に現場の確認および遮音の測定を行いました。
遮音測定の様子
ASANO TAIKO U.S.スタッフの皆さん
太鼓連盟会長(左)と藤本さんの共演
20名同時演奏
ホテルのフロントでペットボトルの水を買おうとしたところ、日系人の一団のチェックインにぶつかり、何十分も待たされることになりました。でも、待っている間にその団体の一人の気さくな男性と話はじめて、楽しく過ごすことができました。しかも、その方はなんとオープニングパーティの主賓、アメリカ太鼓連盟会長の田中誠一氏でした。
重要無形民俗文化財に認定されている方で、デーヴ・ブルーベックやデユークエリントンとテイクファイブやA列車を演奏し、またライジングサンという、ショーンコネリー主演の映画で太鼓を演奏したそうです。アメリカでの和太鼓のパイオニアです。
鼓童の藤本吉利さんは神がかった演奏をします。その奥様の容子さんの歌は、情感がこもっていて、太鼓をバックにした佐渡おけさは涙が出そうに素晴らしいものでした。
『石見の風』の今福優さん、堂本英里さん、末長愛さんの石見神楽は人々の健康や繁栄を祈願する楽しいものでした。また今福さんの太鼓は勢いがあり爽快なものです。
木村俊介さんは篠笛、津軽三味線、太鼓、何でも来いという感じで、『吉野の山』では、藤本容子さんの歌と合わせて篠笛の音色が、奈良時代か平安時代の華やいだ上品な雰囲気がよく出ていました。
その他、オープンパーティにいらした方は全米各地、サンフランシスコ、フロリダ、サンノゼ、ハワイから、またカナダ、イギリス、アルゼンチンなどからもいらしていました。人種も様々で、アジア系では、日系の人が多いのですが、韓国系や中国系の方もいらっしゃいました。
ワークショップのアトラクション
ワークショップのアトラクションで、表現の豊かさを競う太鼓のコンテストがあったのですが、我も我もと輪から中央に出てきて、踊りながら演奏していました。日系の人もアメリカ人と同じようにノリがよく、見ていて本当に楽しかったです。またリズムもジャズやロックやラップのような雰囲気があり、結構早打ちです。
様々な民族の人と同じ和太鼓をたたいているのを見ていると、平和の尊さを感じます。特に和太鼓の音色にはお寺の鐘のように唸りがあります。この唸りは天に我々の思いを届ける役割があると感じています。世界の平和を和太鼓で届けられればと思います。
またASANO DAIKO U.S. 社長の浅野勝二さん、奥様のジュリアさん、そのお兄さんのYuta Katoさん、そしてスタッフ皆様のご健康と、ご発展を祈念します。
2013/08/05
横浜ボートシアター第七金星丸での試演会 説教 愛護の若より 『恋に狂いて』
しばらく前の話になりますが、横浜ボートシアターの試演会は5月11日(土)と12日(日)と二日行われ、12日に行ってきました。
現存する説教節は「山椒大夫」、「刈萱」、「信徳丸」、「小栗判官」、「信太妻」、「愛護の若」の五つだそうですが、「愛護の若」だけは舞台化された記録がなく、また一切曲が残っていないものだそうです。今回の公演は、まだ朗読劇の形をとっているのですが、将来は横浜ボートシアターのヒット作『小栗判官照手姫』のように仮面劇にする予定とのこと。演出の遠藤さんは、80歳を超えていますが、新作に挑戦しています。
あらすじは、継母の子供いじめで、子供は滝壺に身を投げて自殺、その後、助けた人も、いじめた人も108名全て、身を投げて終わるというもの。
「いじめの本質をついた」説教節のおどろおどろしい迫力を感じました。何も救いがないような話なのですが、後味がそうでもないのは、腑に落ちるところがあるからだと思います。
今回は朗読に、エレキ三味線(説教節政太夫)やエレキギターおよび太鼓などの打楽器(松本利洋)の伴奏がついています。これがまた物語のおどろおどろしさを付加します。今回は朗読劇でしたが、俳優が仮面をつけ演技をすると、ますます人間の欲がむき出しになって表現されそうです。仮面劇の完成が期待されます。人形は遠藤さんが腱鞘炎になるほど、我を忘れて作成しているようです。
現存する説教節は「山椒大夫」、「刈萱」、「信徳丸」、「小栗判官」、「信太妻」、「愛護の若」の五つだそうですが、「愛護の若」だけは舞台化された記録がなく、また一切曲が残っていないものだそうです。今回の公演は、まだ朗読劇の形をとっているのですが、将来は横浜ボートシアターのヒット作『小栗判官照手姫』のように仮面劇にする予定とのこと。演出の遠藤さんは、80歳を超えていますが、新作に挑戦しています。
あらすじは、継母の子供いじめで、子供は滝壺に身を投げて自殺、その後、助けた人も、いじめた人も108名全て、身を投げて終わるというもの。
「いじめの本質をついた」説教節のおどろおどろしい迫力を感じました。何も救いがないような話なのですが、後味がそうでもないのは、腑に落ちるところがあるからだと思います。
今回は朗読に、エレキ三味線(説教節政太夫)やエレキギターおよび太鼓などの打楽器(松本利洋)の伴奏がついています。これがまた物語のおどろおどろしさを付加します。今回は朗読劇でしたが、俳優が仮面をつけ演技をすると、ますます人間の欲がむき出しになって表現されそうです。仮面劇の完成が期待されます。人形は遠藤さんが腱鞘炎になるほど、我を忘れて作成しているようです。





