日時:2025年12月27日(土)3:00より約1時間
場所:船劇場
演目:1.ポール・ボウルズからの手紙 岡屋幸子、2.魔物について 奥本聡、
3.ハイエナについて 増田美穂、霧島日登美
主催:横濱ボートシアター
最初はポール・ボウルズからの手紙というテーマを、岡屋幸子さんが朗読した。帽子をかぶり、白衣を着て、少し正面から見てくの字に曲がって朗読していた。おそらく地球環境のごみ問題に収斂していくような感じだった。
次は、魔物についてというテーマを奥本聡さんに、白衣を着た博士の人形に語らせていた。しかし人形にたいして次第に荒っぽい扱いになっていった。
最期はハイエナについてというテーマで、増田美穂さんと桐山日登美さんに、それぞれ仮面をつけて、増田さんは多分コウノトリを、桐山さんはハイエナを演じていた。仮面をつけていたせいもあり、よく理解できた。ハイエナは、コウノトリと親しく話をして、意図的に夕暮れが来るのを待つ。するとコウノトリは暗くなった山に激突して、結局ハイエナの餌食になってしまう。なかなか一筋縄ではいかない。
ポール・ボウルズはイソップの話みたいに、なかなかまともに受け取ってはいけない。おそらく遠藤さんが気に入って選んだ戯曲だと思う。気になった。
写真:観劇のあと、横浜ボートシアターから来たメールにあった写真