日時:2025年3月29日(土) 14:00開演 雨でしかも寒い。
場所:玉川せせらぎホール(玉川区民会館) ※この建物は免震構造となっている。
出演:木村有紗(ソプラノサクソフォンおよびアルトサクソフォン)、宮本あゆみ(ハープ)
約400名収容 ほぼ満席
曲目は以下のプログラム参照、アンコールは、宮本あゆみさんの作曲の曲とロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)。
このコンサートは、私が最初に入った会社の、同期の木村さんの娘さんが今やプロのサクソフォン奏者で、このコンサーがあることを紹介された。木村さんは、いまは医療経営コンサルタントとして活躍されている。
春を奏でると銘打っているコンサートの最初の曲はドッビュシーのアラベスク第1番で、波打った水面がキラキラしている雰囲気が、ソプラノサクソフォンとハープの組み合わせでいい雰囲気になっていた。サクソフォンとハープの組み合わせは初めて聞いたが、サソフォンは管楽器の中では柔らかい音がする方だが、全般的には、強いかたい大きな音の部類になるが、ハープは柔らかな響きを伴う音と思う。サクソフォンはジャズのようなリズムが強い音楽には合わせる相手にピアノはいいのかもしれないが、メロディーがきれいな音楽にはハープは大変好ましいように思った。カッチーニの「アヴェ・マリア」や美女と野獣の中の「ひとりぼっちの晩餐会」も演奏レベルが高く、しかもとても良かった。
玉川せせらぎホールは、壁は波打った板で仕上がっているが、2割ぐらいは有孔板で作られていて、天井は暗くてよく見えないが、多分黒い布で被覆されたグラスウールで吸音材のように感じた。椅子はスライディングできる椅子で、平らな床にも変換ができるようだ。とにかくサックスやそのほかのたとえばヴァイオリンなどクラッシック用の音楽に対しては少し残響が短い感じがした。