ページ

2022/12/25

斎藤静&三又瑛子デュオ・リサイタル

 斎藤静&三又瑛子デュオ・リサイタルが2022.12.16()1830分、場所は代々木上原駅近くの:古賀政男博物館・けやきホールであった。斎藤静さんはチェロ、三又瑛子さんはピアノのアンサンブルで、ピアノはリズム部門、チェロはメロディー部門を受け持っているのか、チェロの音がやさしく響いていた。

ブラームスの「チェロソナタ」やダーヴィド・ポッパーの「ハンガリー狂詩曲」は難曲で相当レベルが高いと感じたが、「蘇州夜曲」や「さとうきび畑」や「なだそうそう」や「戦場のメリークリスマス」は戦争が背景にあり、しんみりしてあらためて感じるものかあった。アンコールはカザルスの「鳥の歌」がピースピースと鳴くと解説があり、なんだかいまの時代、ロシアによるウクライナ戦争が身近なために余計に身近なものとして感じた。今は12月も後半で、クリスマスメドレーもあったが、なかなかうきうきした感じにはなれない。今年の2月末から戦争が始まって、12月末でもうすでの10か月になる。今後収束すればいいが、拡大の可能性もある。国会でも防衛力としての「反撃能力」が急に話題になっている。この様なときに音楽が平和の方向で、何らかの役に立つといいと思う。

けやきホールは木調の内壁で、側壁は途中で縦に折れ曲がっていて、何かの模様となっていて印象的である。天井は黒できれいなホールである。縦通路は真ん中に1本あるが、中央にいる歌手にとっては、中央の通路は目障りで、両側に2本にわけるべきでないかとおもわれた。

                                           写真:当日のチラシ

              写真:当日のプログラム