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2010/11/29

平河町ミュージックスのコンサートを聴きに行きました

平河町ミュージックスは、安井平河町ビルの1階のロゴバという家具屋さんのショールームで行われているコンサートです。2010年11月26日は「漆原啓子 瀬木理央のヴァイオリンひとつとふたつ~点と線」でした。
このショールームは2層吹き抜けの空間で、一部2階がその空間の中に宙に浮いた半島のように張りだしており、客席空間がその2階のために分断されています。舞台空間は設定されているのですが、お客さんが、どちらが正面ですかと聞いている場面もありました。
最初の曲はバッハの「パルティータ第3番」で、その半島の様な2F部分から突然演奏が始まりました。演奏者は見えない状態で上から音が聞こえてくるという演出です。
最初の曲の演奏が終わると1Fに降りてこられ、バッハの曲が天国から聞こえるようにと考えてそうしたとのこと。なるほど面白い空間だと思いました。
次はイザイの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番」、バッハの先のパルティータの引用から始まる音がちりばめられたような曲です。つぎの2曲はプロコフィエフの「二つのヴァイオリンのためのソナタ」と武満徹の「揺れる鏡の夜明け」で、珍しいヴァイオリンデュオの作品でした。こちらがコンサートのタイトルである点と線の線にあたるもので、急に音楽空間をイメージできるようになります。最後の曲は高橋悠治の「七つのばらがやぶにさく」でした。
この空間はショールームですから2面は大きなガラス張りで外からよく見えます。周辺の人には大変便利で、音楽を身近に感じられるコンサートです。曲目も刺激的な選択で、演奏者も演奏も素晴らしかったです。その場で販売されていた小沼純一著「無伴奏」を購入して帰りましたが、そのほぼ真ん中のページにイザイの写真が載っています。なんだか町の大工職人のような風貌で、繊細な曲を作曲した人のようでなく、親近感を覚えました。

コンサート会場の様子

話は変わりますが、わが事務所の近くにトヨタカローラ神奈川荏田店のショールームがあります。車のことでよく伺うのですが、そのショールームもコンサートには大変良い空間といつも勝手に思っており、今回のコンサートでそれをさらにイメージすることができました。このあたりを活性化させるために何かできないかといつも考えています。トヨタ荏田店の場所は、かつての大山街道の荏田宿の起点の様な所で、荏田商店街の端にあたり、道路の向かいにはデイケアセンターもあり、人が集まる理由もありそうです。